【K-1】“時をかける鉄人”ブアカーオ「経験や技術で補う」“不沈艦”ストーヤンと対戦
立ち技打撃格闘技のK-1は7日に「K-1ワールドMAX2024」(代々木第2体育館)を開催する。同大会で行われる「K-1ワールドMAX2024-70キロ世界最強決定トーナメント」準々決勝にワイルドカードとして出場するのが“時をかける鉄人”ブアカーオ・バンチャメーク(42=タイ)。K-1は4日までに、“不沈艦”ストーヤン・コプリヴレンスキーと対戦する鉄人に現在の心境を聞いたインタビューを公開した。 ◇ ◇ ◇ -突然のオファーだったと思いますが、どんな心境 K-1スタイルの戦いは長い間していなかったので、今回急なオファーを頂いた時は本当にビックリしました。本当に、またK-1スタイルで戦えるの? という不安もありましたが、そんな中でもドキドキ、ワクワクもありつつ、本当に驚いています -長いキャリアのブアカーオ選手でも不安はある たしかにK-1スタイルは長い間、戦っていなかったので最初は不安でしたが、自分はずっと体を鍛えてきましたし、試合もしてきましたので今回も問題ないと思っています -出場を決めた理由は オファーをもらってから出場を決めるまでは、何日か考えました。でも、やっぱり出てみたいなという気持ちが強くなってきて、自分がどれくらい出来るのか? 今の状態の自分で、どれくらい挑戦ができるのかを自分自身に証明したい気持ちが湧いてきました。ファン人たちに自分の戦う姿を見てもらいたい、そんな気持ちが出てきて今回の出場を決めました -ストーヤン選手は、あなたのことを子供の時から一番好きな選手だったと明かしています 憧れを持ってくれて、私のように戦いたいと練習し成長してから実際に戦うことになった選手はたくさんいます。でも、すべては選手自身がどういう努力をして、どういう準備をしてきているのかが何よりも大事です。実際に戦ってみて彼の覚悟を見たいと思います -ストーヤン選手は、現在のブアカーオ選手について「攻撃のリズムやタイミングが遅くなっている。そしてディフェンスが衰えている」と指摘しています それは彼の考えなので、全然気にはならないですね。実際、自分がどういう戦いをするのか、どんな挑戦していくのか、その問題の方が大きいです。何を言われてもまったく気にはなりません -現在のご自身のファイトスタイルは、昔と比べてどうなっていますか スピードが遅くなっているのは、本当にあるかもしれません。ですが、その分、経験やテクニックで、それを補う形で変えてきています。昔よりもテクニックを上手に使うことに専念しています -昔と今では練習方法は変わりましたか? 昔は川に飛び込んだり、木を蹴ったりする珍しい特訓もしていました 川に飛び込んだりっていうのは、今でも川があったりすれば飛び込む時もありますし、バナナの木を見つけて『なんか蹴りたいな』と思ったら蹴ったりもします -K-1ワールドMAXの復活に関しては、どういう印象を持ちましたか ずっとK-1のことは、気になって見ていました。ただ、国内中心にやっていた印象があるので、またこうやって世界中に広がり、大きなイベントを行うことになって本当にびっくりしました。やっぱりK-1の歴史を築いてきた一部の存在だと自分は思っているので、またこのK-1に出てくることができて、また新しい歴史を築くことになれることに喜びを感じています -どんな試合を見せたいですか 今回、このK-1で戦うことに対して、また自分がすごく活躍して、見る人に感動とかドキドキ、興奮を与えられたらいいなと思っています」 -ストーヤン選手は「伝説にすがるのではなく、次世代のファイターが進化していることを証明しなければいけない」と言っています これに関しては、ストーヤン選手が個人的にそう思っているのでしょうし、それが本当のことなのかもしれません。でも、すべての答えはリングの上で起きるものなので、それをファンのみなさんに見てほしいです