つばさ代表ら、人質司法で国提訴 公選法違反罪で長期勾留
4月の衆院東京15区補欠選挙での選挙活動妨害事件で、公選法違反罪で起訴された政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦被告(46)ら2人が6日、保釈を認めず不当な長期勾留を続けるのは「人質司法」で憲法違反だとして、国に計2200万円の賠償を求め、東京地裁に提訴した。 他に提訴したのは、補選で落選した幹事長の根本良輔被告(30)。2人は5月17日以降、計3回逮捕された。弁護側は7月と10月に保釈請求したが、裁判所は罪証隠滅の恐れなどを理由に却下し、不服申し立ても退けた。2人は勾留中で、今月20日の初公判で起訴内容を否認する方針。