自分の価値観を押し付けて空回り スポーツ指導者としての苦い経験を経て【テレビ寺子屋】
◆コーチングとティーチング
指導の際よく言われる「コーチング」と「ティーチング」には、それぞれ向いている時期があるそうです。ルールをまだよく知らずに、モチベーションが湧いていない時にはティーチング、先生が教える方式が向いているそうです。 一方でコーチングは、「本当にうまくなりたい」、「日本代表として活躍したい」などと選手の心が整った時に、同じ目的地に連れていく、一緒に並走するということだそうです。 私は指導者としてまだまだ未熟ですが、選手としての経験が本当に長かったので、試合前にどの練習で自信をつけることができたか、どういう心の持ち方で試合に臨むと必ずいい結果が出たなど、経験値がたくさんあります。 これからも試行錯誤し、新ルールなどもしっかり学び、選手の目標を聞き、「コーチング」を徹底して心掛けながらまい進していきたいと思っています。
武田美保:1976年京都府生まれ。7歳でシンクロを始める。日本選手権7連覇、2001年の世界水泳で金。五輪に3度出場し、銀・銅5つのメダルを獲得。現在は三重県を拠点に指導者としても活動。 ※この記事は9月15日にテレビ静岡で放送された「テレビ寺子屋」をもとにしています。
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