11月デビュー“辻ちゃん長女”筆頭に“新顔”続々! 2025年「ブレイクする女性タレント」【業界人600人アンケート】
2024年11月から活動を開始した驚異の“17歳”が、圧倒的な差をつけて1位を獲得! 【写真あり】2025年ブレイクする女性タレントTOP30 年末恒例の「2025年ブレイクするタレントランキング」。今回は、大手広告代理店のCMクリエイター、キャスティング担当者ら300名、NHKと民放キー局の番組制作関係者300名に調査を実施した。 調査担当者によると、「2024年12月に実施された調査では、2023年には名前すらあがっていなかった“新顔”に多く投票され、例年よりフレッシュな顔ぶれになっています」とのこと。 では、さっそくランキングを発表しよう。 1位を獲得したのは冒頭の17歳、11月26日にYouTubeチャンネルを開始し、インフルエンサーとして活動を開始した希空(のあ)だ。彼女は、タレント・俳優の杉浦太陽と元モーニング娘。の辻希美の長女。中学2年のころから始めた「お菓子作り」のInstagram投稿で注目されており、満を持してデビュー。12月20日時点で、YouTubeチャンネルの登録者数は51万人、デビュー前に始めたお菓子アカウント、デビューと同時に始めたInstagram、TikTokのフォロワー数を合わせるとなんと257万人超え。 「ある程度は予想していたが、動画再生やフォロワーの数はそれを超えるもの」「CMやテレビ番組に出演すれば話題になるのは間違いない」など、広告代理店関係者を中心に支持を集めた。 2位は、ポイントの約8割を番組制作関係者から獲得した田牧そら。乳児のときからモデル活動をしていた田牧が最初に注目されたのが、2015年に流れたニコンのデジタル一眼レフカメラ「D5500」のCM。父親役の小栗旬に向けた「ウソ泣き」が大きな話題となった。2021年には、その小栗が後に社長を務めることになる芸能事務所に移籍。2019年からレギュラーだったバラエティ『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』(NHK)のほかに、ドラマ『スカイキャッスル』(2024年、テレビ朝日系)に出演するなど、女優としても存在感を増している。 「『スカイキャッスル』の演技で、子役のイメージしかなかったのを覆した」(テレビ局関係者) 「天真爛漫で優等生のイメージの女優でしたが、悪女もできるのはすごい」(テレビ局関係者) 3位は、1歳から芸能活動をしている“ベテラン”の畑芽育(はた・めい)だ。2024年は連続ドラマ『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系)で4姉妹の四女を演じ、高評価を得た。 「バラエティ番組では『蒙古タンメンに魅せられた』と発言するなど、おもしろい存在」(テレビ局関係者) 「印象的なまなざしなので、どアップにも堪えることができて、CMで印象に残ります」(広告代理店関係者) 畑は、2024年に3社とCMを新規に契約。本格ブレイクの予感たっぷりだ。 4位は、本誌2024年12月24日号で掲載した「2024年に株を上げた女性タレント」ランキングで10位だった、出口夏希。2024年は、連続ドラマ2作品にレギュラー出演、映画もNetflix配信映画を含む2本に出演、さらにCMは3社と新規契約、2025年も1社と契約が決まっている。 「2024年の河合優実に続き、2025年は出口夏希が注目株。CMオファーや問い合わせも多い」(広告代理店関係者) ドラマ、映画の撮影現場で取材した芸能記者は、「出口さんは明るくてハキハキとしたタイプです。是枝裕和監督が演出したNetflixドラマ『舞妓さんちのまかないさん』(2023年)での演技は、ドラマや映画の関係者の間で評価が高いです」と話している。 ■アイドルを卒業して女優として羽ばたく 5位は、2024年5月に乃木坂46を卒業した山下美月。2025年1月スタートのドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』(フジテレビ系)でヒロインを演じ、2025年3月28日には、初主演映画『山田くんとLv999の恋をする』の公開が控えている。 「いままで、役自体は大きなものではなくとも、朝ドラや『下剋上球児』(2023年、TBS系)など話題作に出演して実力を蓄えてきたと思います。2025年は、主演やヒロイン役がもっと舞い込んでくるはず」(テレビ局関係者) 「映画『六人の嘘つきな大学生』に出演した山下さんを、佐藤祐市監督は『ちょっとした人間の意地悪さをスッと表現できて、驚かされた。現場でもすごくまじめで勘がいい』と絶賛していました」(芸能記者) 6位の髙石あかりは、オーディションで、2025年度後期放送予定のNKH連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに選ばれた、躍進中の女優だ。彼女がブレイクすると投票したうちの、7割が広告代理店関係者だった。 「女子高生の殺し屋を演じた出世作『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)の阪元裕吾監督が、髙石さんの女優としての魅力を『役のバックボーンについてもしっかり考えて、役を作り込めるタイプ。また、一度、俯瞰して、観客からそのキャラがどう映るのかの視点も持っている俳優』と話していました」(芸能記者) 2025年1月スタートの日曜劇場『御上先生』(TBS系)に、生徒役で出演する。 7位の岡崎紗絵は、雑誌「Ray」の専属モデルを務め、女性人気が高い。2024年は『マウンテンドクター』(フジテレビ系)、『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)と、2クール連続で連ドラに出演した。 「岡崎さんは、配役のバランスを考えたときに、たとえばドラマの2番手とか敵役に適任だから」(番組制作関係者) 「個性が際立って強いわけでなく、邪魔にならない。作品の潤滑油になれる女優です」(番組制作関係者) 2025年は、バイプレイヤーとして評価を高める1年になりそうだ。 8位は、フジテレビを退社してフリーで活動する渡邊渚、9位に女優の横田真悠が続いた。 そして、10位は天翔天音(あまね)がランクイン。 「父親が俳優の藤岡弘、さんで、その次女です。兄・藤岡真威人、姉・天翔愛、妹・藤岡舞衣も俳優という芸能一家。『天翔』という芸名は、当初は藤岡さんの娘であることを公表せずに活動を開始したため。広告代理店、テレビ関係者から美男美女ばかりの家族のなかでも、とくに逸材として注目されています」(広告代理店関係者) 11位以下で注目なのは、15位の日向坂46の松田好花、29位の女優・穂志もえか、グラドル界から唯一、選出された30位の阿部なつきだ。 松田はグループでの活動のほかに『THE TIME,』(TBS系)など、情報番組やバラエティ番組に出演しているが、今回の調査で評価されたのはラジオだ。 「松田さんの『オールナイトニッポンX』(ニッポン放送ほか)が高く評価されています。とくに、11月に『オードリーのオールナイトニッポン』で、オードリー・春日俊彰の代打を無難に務め、さらに株を上げました」(広告代理店関係者) バラエティ番組の制作関係者から実力を評価されており、「コメントもおもしろく、頭の回転が速くて機転がきくところなど、“ネクスト指原莉乃”」「台本の覚えもよく『頭のいいコ』です」と支持を集めた。 29位の穂志は、2024年にハリウッドで評価を高めた女優だ。ドラ『SHOGUN 将軍』で、名家の娘・藤を演じ、米国で先にブレイク。映画・ドラマ関係者の間では注目の存在になっている。 「バストからくびれのプロポーションはここ5、6年のグラドルでナンバーワンですよ」と、本誌グラビア担当編集者が食い気味で絶賛するのが阿部だ。2025年1月に写真集が発売予定で、グラビア界を席巻するか。 駆け足で紹介してきた「2025年ブレイクする」女性タレントたち。ちなみに、2024年に1位に選ばれた原菜乃華は、押しも押されもせぬ人気女優としてブレイクした。 はたして、今回はどうなる?
週刊FLASH 2025年1月7日・14日合併号