【深ヨミ】DXTEENの4thシングル『Level Up』の販売動向を過去作と比較調査
2024年12月11日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年12月2日~12月8日)で初週64,575枚を売り上げて2位を獲得したDXTEENの『Level Up』。 その他の画像 1年以上に及ぶ韓国でのトレーニングを経て、2023年5月にデビューしたグローバルボーイズグループのDXTEEN。シングル『Level Up』は、1stアルバム『Quest』で新たなストーリーを切り開いたDXTEENの第2章の幕開けとなる作品で、12月4日にリリースされた。同作は初週でセールス2位を獲得し、リード曲の「Level Up」は総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で8位を記録した。 ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『Level Up』の販売動向を調査する。図1()では、『Level Up』と2024年1月リリースの3rdシングル『Snowin'』、2023年9月リリースの2ndシングル『First Flight』、2023年5月リリースのデビューシングル『Brand New Day』の初週と累計販売枚数を比較している。 図1を見てみると、『Level Up』は初週で自身最高の販売枚数を記録したことがわかる。前作『Snowin'』の初週販売枚数(44,002枚)と比べると、2万枚超増えている。今年開催された自身初となるワンマンツアーのほか、精力的なメディア出演などが功を奏し、ファンの裾野が大きく広がったと言えるだろう。販売枚数が増加傾向にあることから、今後『Level Up』がどれほど枚数を伸ばしていくかにも注目していきたい。 図2()は、直近シングル4作の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2024年に発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。 図2を見てみると、シングル直近4作は、全シングルと比較して関東地方と近畿地方における販売比率が高いことがわかる。『Level Up』においては、関東地方70.0%(以下かっこ内全シングル:55.2%)と近畿地方21.4%(15.2%)となっている。東京や大阪などの大都市圏における強い人気が見て取れるが、北海道や東北地方、九州地方など全国的な幅広い支持を獲得することで、販売枚数の更なる増加が期待できるとも言えるだろう。 『Level Up』で、自身最高のシングル販売枚数を叩き出し、人気の広がりを見せたDXTEEN。同作タイトルのように“レベルアップ”を続ける彼らの今後の活躍から目が離せない。 © UNIVERSAL SIGMA / LAPONE Entertainment