行列必至の“地下天ぷら”とは? 北九州・小倉の名店『天ぷら定食 ふじしま』の天ぷら定食が旨いワケ
●北九州・小倉で長く愛され続ける天ぷら屋『天ぷら定食 ふじしま』の「天ぷら定食」が旨いとの噂。北九州市小倉出身の筆者がその魅力をご紹介します。
福岡グルメというと、博多や中洲が有名ですが、それは実はほんのごく狭いエリア。福岡県は他に4地域と60市町村もあるので、実は各地に名物があり、旨い店も点在しているのです。 【画像】『ふじしま』自慢の天ぷらを詳しく見る
今回、ご紹介するのは博多に次ぐ第二の都市である小倉のグルメ。小倉の繁華街、京町銀天街でランチ時に行列ができるほど人気なのが、『天ぷら定食 ふじしま』です。 1957(昭和32)年に開業したお店で、北九州市民なら誰しも一度は訪れたことがあるであろう人気店。天ぷら屋と言っても、東京の銀座などにあるような高級天ぷら店ではないのでご安心を。店名にある通り、“天ぷら定食”のお店です。 お店が地下にあるので、地元民には“地下天”という愛称で親しまれています。半地下どころか、完全に地下なので、外から中を覗くこともできないので、初めての人はやや尻込みするかもしれませんが、勇気を出して階段を下りれば、びっくりするほど美味しい天ぷらが待っています。
店内は、カウンターのみで、全18席。注文方法は、前払い制。階段を降りてすぐ左手に注文カウンターがあります。そこで注文すると食券(番号札)を渡されるシステム。その後、カウンターのスタッフが卓上のマイクでオーダーを厨房へ伝え、席に着くと、食券(番号札)をスタッフが回収してくれます。この一連の流れも、『ふじしま』の名物の一つです。 メニューは、天ぷら5品の「天ぷら定食」(660円)、天ぷら9品の「海老天付き 天ぷら定食」(940円)、海老天5本のみで構成される「海老天だけ 天ぷら定食」(860円)の定食3種類のみ。いずれもごはん・味噌汁付きです。また、天ぷら単品の追加注文もOK。
ボリューム満点の激ウマ天ぷら定食!
この日は、天ぷら9品の「海老天付き 天ぷら定食」(940円)をオーダー。天ぷらが9品もついて1000円を切る価格帯で、とてもリーズナブルです。 着席後すぐに、お茶、ごはん、味噌汁、たくあん、大根おろしが入った天ぷらのつゆが運ばれてきます。お茶をすすりつつ、待つことしばし。揚げたての天ぷらが登場。見るからにサクっと揚がった天ぷらの山に驚くハズ。