ノーベル賞作家・韓江、独立書店運営から退く…SNSで発表
【11月30日 KOREA WAVE】ノーベル文学賞を受賞した韓国の作家ハン・ガン(韓江)が、自身が運営に携わってきた独立書店「チェクパンオヌル(今日の本屋)」との関係を整理し、運営から退いたことが明らかになった。 「チェクパンオヌル」は今月初め、公式SNSを通じてハン・ガンが今後は同書店の運営に関与しないことを発表した。また、作家のSNSアカウントは存在しないと強調し、偽アカウントへの注意を呼びかけた。 「チェクパンオヌル」は先月、ハン・ガンのノーベル文学賞受賞発表直後に一時休業し、その後、11月13日から営業を再開している。 ハン・ガンは2018年、ソウル市瑞草区良才洞で「チェクパンオヌル」を開業し、7月には鍾路区通義洞に移転して営業を続けてきた。コロナ禍では一時的に約3カ月間休業したものの、「良い本を紹介したい」という使命感で書店を維持してきた。 ノーベル文学賞を受賞した後、「チェクパンオヌル」はハン・ガンのファンや文学関係者にとって注目の訪問先となった。公式の場にほとんど姿を現さない彼女に少しでも近づき、ノーベル賞の感動を共有したいと、多くの人が書店を訪れた。 ハン・ガンは12月10日にスウェーデン・ストックホルムで開催されるノーベル賞授賞式に出席する。授賞式前日の6日にはスウェーデンアカデミーで記者会見が予定されている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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