【大学野球】立大が今春リーグ初の勝ち点も5位に終わる 10打点の4番・西川侑志「まだまだ得点不足」
◆東京六大学春季リーグ戦第7週第2日▽立大5―0東大(26日・神宮) 立大が東大に2連勝し、今春のリーグ戦で初の勝ち点を獲得した。4番・西川侑志外野手(3年=神戸国際大付)が3打数1安打3打点の活躍。先発・沖政宗(4年=磐城)が5回2安打無失点の好投で2勝目を挙げた。 4番はやはり頼もしかった。初回、1死二、三塁で迎えた最初の打席。東大の先発・長谷川大智(4年=駒場東邦)の真っすぐを打ち返し先制の中犠飛とした。「昨日なかなか先制点がとれなかったので最低1点と思っていました」というひと振りで立大に待望の先制点をもたらした。 5回2死二、三塁で迎えた第3打席では「外野がすごく前に来てたんで出来ればオーバーしたい」と力強く振り抜いた打球はぐんぐん伸びて、思惑通りセンターの頭上を越えた。初回以降得点できず、重くなっていたチームの空気を振り払う中越え2点適時三塁打。立大の今春初の勝ち点を大きくたぐり寄せる一打となった。 1月に木村泰雄監督(63)が就任後、初のリーグ戦は、東大以外の各校から1勝ずつを挙げるも勝ち点の取れない苦しい展開に終わった。この試合では思い切って打線を組み替えるなど最後まで試行錯誤が続いた。「攻撃陣がどうやって点をとるかが課題」と話した指揮官。打線のつながりを秋への課題にした。 西川自身は春季リーグ戦で10打点を挙げたが、本人は納得していない。秋に向け、「まだまだ得点不足だと思う。チームの主軸として、打点を積み重ねられるようにしっかり練習したいと思います」と力強かった。
報知新聞社