AUKUS協力にNZ首相が意欲 非核は堅持「交渉の余地はない」
【シドニー共同】ニュージーランドのラクソン首相は20日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」の第2の柱であるAIや極超音速兵器などでの協力に意欲を示した。連携する分野を来年にも具体化させたい考えだ。原子力潜水艦の入港禁止を含む自国の非核政策は「交渉の余地はない」と述べ、堅持する姿勢を強調した。 初の外遊先となる豪シドニーでアルバニージー首相と会談後に記者会見した。ラクソン氏は、太平洋地域における米中の影響力争いを念頭に「多くの国が軍事力を増強し、競争が一段と激しくなっている」との認識を表明。AUKUSは地域の安定を確保する上で「極めて重要な要素だ」と述べ、支持を表明した。