住民集う「遠山郷食堂」 クリスマスメニューでにぎわう【長野県】
長野県飯田市上村と南信濃地区の住民向けの「遠山郷食堂」が22日、道の駅「遠山郷」隣にある食楽工房元家で開かれた。子どもから大人まで約70人の利用があり、クリスマススペシャルバイキングを味わいながら交流を楽しんだ。 地域への食の支援につながる活動を目標の一つとする「遠山郷やらまい会」が主催。南信濃まちづくり委員会健康福祉部会が共催、上村まちづくり委員会健康福祉部会が協賛している。多世代が集い、笑顔になれる場をつくろうと昨年7月に初めて行い、今回で7回目。大人300円、高校生以下には無料で提供している。 この日はバイキング形式で、クリスマスにぴったりなメニューを用意した。シカ肉のシチューやから揚げ、ポテト、パスタ、ケーキなど。訪れた人たちは思い思いに盛り付け、食事を楽しんでいた。 ほぼ毎回ボランティアスタッフとして参加している遠山中学校3年の生徒は「笑顔を大切に元気な接客を心掛けている。地域の方との交流が増えることがいいところ」と話した。 今後も季節やイベントに合わせて年3回ほどの開催を予定している。遠山郷やらまい会代表の片町元彦さん(49)は「継続的に行い、食を通じて地域を元気にしたい」と話していた。