【卓球】早田ひなが中国戦の裏側を告白 伊藤美誠“監督”から「やるやん」とグーサイン
卓球・世界選手権女子団体で銀メダルを獲得した早田ひな選手や、平野美宇選手、張本美和選手らが25日帰国し都内で会見を行いました。 【画像】卓球世界選手権 銀メダルを獲得した卓球女子日本団体 決勝戦で絶対王者・中国と対戦した日本。世界ランク1~3位の選手に対し、死闘を尽くしますが2-3と惜敗。 そんな激戦を繰り広げた選手らに、適宜ベンチからアドバイスを送っていた伊藤美誠選手。SNSでは“伊藤監督”と呼ばれるなど話題になりました。「同世代で私もアドバイスしやすかったですし、選手の皆さんが落ち着いてベンチに帰ったときに笑いながら安心できる空間を作りたいなと思った。(戦術が)一致したときや、当てはまったときはうれしい。初めてコーチだったり監督の感覚になった」と今大会を振り返りました。 伊藤選手のアドバイスに平野選手は「伊藤選手は同い年なんですが世界の女子の中でもトップ級に頭の回転が速い選手。私も見習うところが多いですし、その意見を聞いて最後まで中国選手と戦えた」とコメント。 今大会、エースとして奮闘した早田選手は「私と美誠は中国人選手に勝つというイメージをより持っている中での会話が多かった」と話します。 さらに、伊藤選手が早田選手にかける期待も大きかったことも明かしました。「本当に美誠の要求がきついなと思うくらい、ボール1球じゃなくて一本一本のラリーで次ここ、次ここみたいに言ってくる。でもそのレベルじゃないと勝てないというのはわかってますし、自分も中国人選手に勝った経験があるからこそそれも理解でき、共有しながら『そうだよね』と言い合えた。試合で実行できた時に『やるやん』みたいな感じでグーサイン出してもらった」とまさかの暴露に伊藤選手も思わず吹き出します。 早田選手は「それをやってもらうことで自分も合っているなと思ったり、今回のチームの雰囲気に繋がったりしたので美誠らしい応援と美誠らしいアドバイス、リアクションだった」と同学年の伊藤選手の存在に感謝しました。