【速報 ジロ・デ・イタリア2024】シュタインハウザーがみごとな逃げ切りでプロ初勝利/第17ステージ
ポイント賞 1 ジョナサン・ミラン(イタリア/リドル・トレック)284 Pts 2 カーデン・グローブス(オーストラリア/アルペシン・ドゥクーニンク)175 Pts 3 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)113 Pts
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)230 Pts 2 ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア/VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ)148 Pts 3 ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ/EFエデュケーション・イージーポスト)130 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 63h 41' 47'' 2 テイメン・アレンスマン(オランダ/イネオス・グレナディアーズ)+ 00' 41'' 3 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)+ 03' 23''
チーム総合順位 1 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)in 191h 22' 59'' 2 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 16' 47'' 3 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)+ 34' 11''
リタイア 24 ダーフィット・デッケル(オランダ/アルケア・B&Bホテルズ)
5月23日(木) 第18ステージ フィエラ・ディ・プリミエロ > パドヴァ 178 km(平坦 ★★☆☆☆/獲得標高 550 m) ご褒美のような平坦ステージ 一旦アルプスを抜け出して、つかの間の平地を満喫する。数々の難関を乗り越えてきたスプリンターたちにとっては、ご褒美のようなステージ。3日後の最終スプリントのリハーサルも兼ねて、思いっきりトップスピードでもがきたい。 イタリア指折りの小さな自治体で……いわゆる東京ドーム約3個分程度のフィエラ・ディ・プリミエロから、下り基調でステージは走り出す。17.6km地点で小さな4級山岳を終えれば、もはや目立つ難所は存在しない。総合系チームは静かな1日を望み、スプリンターチームはセオリーに則って、集団牽引に勤しむのだろう。 大会序盤からこつこつ小さな副賞ポイントを貯めてきた選手たちにとっては、つまり絶好の機会。フーガ賞や中間ポイント賞、さらにはインテルジロ賞の上位勢が、逃げを盛り上げてくれるはずだ。 1つ目の中間ポイント前後に小さな起伏が2つ隠れているけれど、普通の状態であれば、平地巧者の邪魔にはならない。道が完全にフラットとなり、直線と直角のみで描かれるラスト80kmは強風も指摘されるが、油断さえしなければスプリンターを罠にはめるほどではない。 敵はむしろ、これまでの17日間で蓄積してきた疲労。また開幕時に比べてスプリンターの数も大幅に減っているに違いなく、自ずと集団牽引に加わるチームの数も多くはない。だからこそ3週目の平坦ステージでは、時に2022年や2019年の第18ステージのように、衝撃的な逃げ切り勝利も生まれる。もしくは2020年の第19ステージのように、ど平坦にも関わらずプロトンは追走を完全に放棄し、のんびりと1日を終える場合も。 果たしてこの日のパドヴァでは、どんな結末が待ち受けているのか。ラスト1kmには、直角カーブが2つ潜んでいる。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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