西原商会アリーナ＝鹿児島市永吉１丁目

　鹿児島市が１０月に着工予定だった永吉１丁目の西原商会アリーナ改修工事が、入札中止のため、２０２６年度以降に延期されることが分かった。市は２日、利用休止を予定していたメインアリーナの１０月からの予約を再開した。 【写真】〈資料写真〉鹿児島レブナイズのブースター感謝祭でにぎわうメインアリーナ

　同アリーナは開館から３０年以上経過。市はメインアリーナのつり天井耐震化と共に、プロスポーツ観戦に対応できる設備改修を計画している。このうち、天井工事は入札を５月３１日に公告したが、参加する共同企業体（ＪＶ）がなく中止となった。 　市スポーツ課は、入札の方法やリニューアル全体の進め方などを２５年度中に再検討する。スケジュールが先送りされたことで、メインアリーナは引き続き使えるようになった。２５年３月までの予約を受け付ける。 　同課の東上床隆課長は「現時点では２６年３月まで利用できる見込み。２５年４月以降の予約は、市や西原商会アリーナのホームページで紹介していく」と説明した。