戦友の快挙が刺激に!“G1準決の壁”打破した寺崎浩平が決勝で大役担う/弥彦競輪・寛仁親王牌
弥彦競輪「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は19日に3日目を開催。準決10Rを走った寺崎浩平(30歳・福井=117期)に話を聞いた。 準決10Rは天気が崩れ雨風の吹き荒れる大激戦。後方に車を下げ、他派の動きを見極めた寺崎が前団を飲み込み、直線をつんざいた。「2日目がうまく回せずに悔いが残っていたのでペダリングを修正してきました。そのぶん、うまく回せましたね」と決勝一番乗りを果たし、気持ちよく汗をぬぐった。 2022年8月の西武園「オールスター競輪」以来、2回目のGI決勝となった。その間、GI戦線には常時出場してきたが、どうにも内容がかみ合わずファイナルは遠かった。「去年は準決で負けることが多くて、今年も(準決が)壁になっていました。それだけにまずは乗れてよかった」 今節は開催中に朗報が入り、寺崎のなかには思うところがあった。それは17日にコペンハーゲン行われた自転車トラック世界選手権の男子ケイリンで山崎賢人が優勝したからだ。山崎とは長らくナショナルチームで同じ釜の飯を食べた間柄で、仲間の快挙が刺激となった。 さて、決勝12Rは脇本雄太と古性優作を背に自力勝負。2日目優秀「ローズカップ」では両者の確定板入りに貢献しており、ここも大役を担う。(netkeirin特派員)