「大学病院」の看護師は「一般病院」よりも「高収入」と聞きました。「医師」の年収は低いそうですが、どうしてそのような現象が起こるのでしょうか?
大学病院勤務の医師が年収を上げる方法
大学病院の医師が年収を上げる方法として、以下のような方法が考えられます。 ・平均年収の高い診療科に転科する ・医師不足の地域や医療機関に転職する ・同じ勤務場所で長く働く 現在勤務している診療科でそれほど満足した給与をもらえていないと感じるのであれば、平均年収の高い診療科への転科も検討してみましょう。脳神経外科や産婦人科、外科などは比較的年収が高いといわれているようです。 また、医師が不足している地域や医療機関への転職も年収を上げるための方法のひとつです。需要があれば給与水準も高くなる可能性があります。さらに、大学病院は年功序列の風潮が残っているケースも多いため、同じ大学病院で勤続年数を上げて准教授や教授などへのキャリアアップも考えてみるとよいでしょう。
大学病院の医師が一般病院の医師よりも年収が低い傾向にあるのは、人件費の予算が少ないため
看護師の場合は一般病院よりも大学病院のほうが年収が高い傾向にありますが、医師の場合は大学病院のほうが年収が低い傾向にあります。 その理由は、研究や医師の育成などの教育機関の役割も担っており、営利目的で経営をしていないことがあげられます。営利目的で経営している一般病院と比べて医師数も多いため、医師1人当たりにかけられる人件費も必然的に少なくなってしまうのです。 現在大学病院で働いていて今よりも年収をあげたいと考えている方は、平均年収の高い診療科への転科や医師不足の地域、医療機関への転職も検討してみてください。 出典 総務省統計局 e-Stat 政府統計の総合窓口 賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部