熊本大付属小、外国人児童5人が合格 25年春に入学へ
熊本大は10日、教育学部付属小(熊本市中央区)に2025年度に入学する新1年生の外国人児童5人の合格を発表した。26年度の「国際クラス」開設に向けて試験的に受け入れる。 付属小で合格者の受験番号を掲示し、保護者を対象に入学手続きに関する説明会を開いた。タンザニア出身の保護者(32)は「子どもにとって英語と日本語だけでなく、日本文化の全て学ぶことができるとても良い機会になるだろう」と話した。 熊本大によると、7日にあった入学試験は7人が受験した。合格した5人はアジアやオセアニア、アフリカにルーツを持つ子どもたちで、日本人の児童と一緒に学ぶ。25年度は体育と音楽の授業を英語で実施する予定。 国際クラスは台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴い、増加が見込まれる外国籍の児童を受け入れるのが目的。日本の学習指導要領に基づき、日本人児童を含めた構成で授業は主に英語で進める。(上野史央里)