【NFL】ジャガーズ残留を希望も、タイタンズには自分が望む“別の側面”があったとWRリドリー
リドリーはジャクソンビルに、タイトエンド(TE)エバン・エングラムやランニングバック(RB)トラビス・イーティーエン、WRゼイ・ジョーンズ、WRクリスチャン・カークといった選手を残してきた。そこには新たにWRゲイブ・デービスが加入している。ジャガーズ攻撃陣には確かに強者がそろっているが、リドリーはジャガーズで過ごした唯一のシーズンに、他に引けを取らない活躍を見せていた。
2021年シーズン途中から試合に出なくなり、リーグのギャンブルポリシーに違反したとして2022年のオフシーズンに1年間の出場停止処分を科されたリドリーは、2023年シーズンに全17試合に出場している。
徐々に調子を取り戻したリドリーは、レシーブ数(76回)でチーム内2位に立ち、レシーブヤード(1,016ヤード)ではチームトップの成績を収めた。タッチダウンレシーブ数(8回)は、4回を記録して次点となったエングラムの2倍にあたる。リドリーはチームの攻撃スナップのうち943回(84.6%)に参加し、その数で他のワイドレシーバーに大きく差をつけた。
それでもなお、リドリーはより多くの仕事を引き受けたいと望んでいる。
リドリーはそれをホプキンスの逆サイドで実現させる予定だ。ホプキンスは2シーズンにわたって調子を崩していたものの、昨季に再び1,000レシーブヤードを突破。11年のキャリアで7度目となる1,000ヤード超えを成し遂げた。リドリーと同じく新たにタイタンズに加わったトニー・ポラードや、キャリア2年目のタイジェイ・スピアーズは、偉大なデリック・ヘンリーに代わって、RBコンビとして活躍を見せることが期待されている。
2023年シーズンに得点で27位、獲得ヤードで28位だったタイタンズ攻撃陣の、向上のカギを握るリドリーは、29歳となるシーズンに一貫性を取り戻す必要がある。
リドリーはジャガーズ時代に、4試合で100レシーブヤードを突破するなど、大活躍を見せた試合が何度かあったものの、多くのミスを犯した試合の方が多かった。復帰を果たしたシーズンの大半で調子が上がりきらなかったリドリーは、9試合で40ヤード以下を記録している。