ヤマハ、クラッチローのワイルドカード参戦計画を発表。イタリアGPを皮切りに計3戦に出走/MotoGP
4月26日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームが、ヤマハのテストライダーを務めるカル・クラッチローのワイルド参戦計画を発表した。 【写真】2024MotoGP:カタール公式テストでヤマハYZR-M1をテストした(ヤマハ・テスト・チーム) クラッチローは2011年から2020年までMotoGPにフル参戦していたがライダーだ。現役を退いてからは、ヤマハのMotoGPマシン『YZR-M1』のテストライダーを務めている。テストライダーに就任してからは、2021年から2022年にかけて合計10回、代役としてMotoGPに出場していた。 なお、ワイルドカードとしては2023年の第14戦日本GPが初めての参戦となった。同大会ではスプリントでは18位となったが、雨のなか行われた決勝では13位でフィニッシュしてポイントをゲットしている。 そんなクラッチローは、2024年においては3度のワイルドカード参戦をすることが発表された。ヤマハは、今季よりコンセッション(優遇措置)を受けており、それを駆使して第7戦イタリアGP、第11戦イギリスGP、第14戦サンマリノGPでの計3戦にエントリーする予定だ。 2024年は公式のセッションではすでにセパンシェイクダウンテスト、セパン公式テスト、カタール公式テストに参加している。ワイルドカード参戦の3戦では、レギュラーライダーのファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスに加え、追加でより多くのデータを収集してヤマハYZR-M1の開発促進を目指すという。 [オートスポーツweb 2024年04月26日]