鵜飼いの客にアイマスク!? 視覚を遮り音や匂いで楽しむ「まっくらうかい」 視覚障害のある人の働き口にも 案内役を務めた岐阜盲学校生「将来の夢の第一歩に…」
その後も「後ろの方から背中側に通っていって」「結構近いですよ、今」「温かさを感じませんか?」と、どこに船があるのか、アイマスクをしたお客さんにも分かるように伝える原田さん。 音や匂いを感じようと感覚を研ぎ澄ましたお客さんたちからは「なんかパチパチって(音がする)」「あったかい。なんか見えるような気がする」「あ、匂いする。キュウリの匂い」という声が上がっていました。
こうして視覚以外の感覚だけで過ごす1時間半の「まっくらうかい」が終わりました。大役を果たした原田さんは…。 高校3年生 原田峻輔さん: 「楽しかったです。声を使った仕事がしたいので、このイベントが定期的に開催できるくらい、大きなイベントにできたらいいなと思います」 参加した人たちも「見えないのに見ようとしてたけど、見えないなら見えなくていいんだって思って。そしたらパチパチとダイレクトに聞こえたのが、すごく面白かったです」「目で見て体験している人も、また新たな視点で楽しめる」と、目で見るのとは違う鵜飼いの魅力を堪能したようです。