真矢ミキ×純名里沙“宝塚トップコンビ時代”を振り返る 真矢「もともと近くに住んでいたことも知らなかったよね」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、元宝塚歌劇団花組のトップコンビ・真矢ミキさんと純名里沙さん。ここでは、真矢さんの学生時代のエピソードや宝塚歌劇団に在籍していた当時の話で盛り上がりました。
◆真矢ミキの“学生時代からの癖”
真矢:私の著書「いつも心にケセラセラ」(産業編集センター)にも書いたんですけど、私って中学校に行くまでに7、8回も引っ越しをしていて、転校ばかりだったから、興味本位で人をパーッて見る癖があるんですよ。 例えば“このクラスは、この人が仕切っているんだな”“あの人、わりと1人でいるな”とか、“この先生、いま疲れているな”って。 それで、(引っ越しが多かったことで)どんな影響が出たかというと、大人になってから、1つの場所にあまり長く住めなくなってしまって。引っ越をしたくなるの。 純名:えぇ!? 真矢:別に“その街に飽きた”っていうわけじゃなくて、(その地域のことが)なんとなく分かったら“私の知らない街に行きたい!”っていう。 純名:へぇ! * 真矢:私は「ケセラセラ」っていう言葉が好きですね。小さい頃って、この言葉の意味が分かっていなかったじゃん? 純名:そうですね。 真矢:「フニクリ・フニクラ」の親戚みたいに思ってたもん(笑)。 純名:フフフ(笑)。 真矢:それで、宝塚に入ってから「ケセラセラ」を調べたら“なるようになる”っていう意味を知って“いい言葉だな”って。 やっぱり大人になると、いろいろな境地に立たされることなんかもあって、“ここは本番1回で決めてね!”っていうときもあるじゃないですか。 純名:はい。 真矢:でも、そうやって自分にプレッシャーをかけると、どんどん雪崩的に自分を枠にはめていっちゃうから、とにかくどこかで“ケセラセラ”って。“やるべきことはやったし、準備もした。あとは自分を解き放て!”みたいな感じで。 純名:それをね、このあいだのディナーショーの時に、間近で拝見できたのは、すごく勉強になったんですよね。