研修生の仮設寄宿舎 輪島漆芸研修所、トレーラーハウス完成
能登半島地震の影響で休講が続く県立輪島漆芸技術研修所で、研修生向けの仮設寄宿舎が完成し、20日に施工業者から研修所に宿舎の鍵が引き渡された。10月1日に授業を再開し、12月から新入生を受け入れる。 輪島高の旧テニスコートにトレーラーハウス2台が整備された。ハウスの内部は壁で仕切られ、1台にキッチンやユニットバスを備えた個室が二つある。住まいを確保できず、県外の実家に避難している在校生らが入居する予定で、12月以降、新入生の意向を聞き取ってハウスを増設する。 研修所の村本潤也次長は施工したカンバーランド・ジャパン(長野市)の原田英世社長から鍵を受け取り、「ようやく授業を再開できる。研修生たちが漆としっかり向き合える環境を整えたい」と話した。