気分は社会科見学!? au TOMSのドライバー・監督・サーキットクイーンがKDDIミュージアムで通信の歴史に触れる。ショルダーフォンで「しもしも~?」
12月23日、東京都多摩市にあるKDDIの研修宿泊施設『LINK FOREST』では、同日に開催される『au TOM’S ファン感謝祭2023』に先駆け、スーパーGTの2023年GT500シリーズチャンピオン、TGR TEAM au TOM’Sのドライバー・監督・サーキットクイーンによる、KDDIミュージアムの見学が実施された。 【写真】大量の携帯電話に興味津々? KDDIギャラリーを見学するau TOM'Sの面々 電気通信事業の大手であるKDDIは、『au』のブランドを通してTOM’Sの36号車のメインスポンサーを務めている他、技術面でもTRDと提携するなど、様々な形でモータースポーツに参画している。そしてファンとの交流を深めるべく、2022年からは『au TOM’S ファン感謝祭』と題したイベントを実施。同年は銀座開催であったが、今年は規模を拡大し、『LINK FOREST』で一般やKDDI社員から約200名を募って開催された。担当者によると、このイベントには定員の2倍の応募があったという。 そんなファン感謝イベントに先駆けて行なわれたのが、『LINK FOREST』2階にあるKDDIミュージアムの見学。チーム監督の伊藤大輔、ドライバーの坪井翔と宮田莉朋、そしてサーキットクイーンの央川かこ、辻門アネラが参加し、国際通信の歴史について記されたパネルや、光海底ケーブルなどの貴重な展示物などについて説明を受けた。 ミュージアム内には、モールス信号を打ったり、重さ2kgを超えるショルダーフォンを持ったりと、実際に触れて体験できるコンテンツも。スマホ世代の宮田も、お笑いタレント・平野ノラの「しもしも~?」を再現して場を笑わせた。 その他、歴代の携帯電話がずらりと並べられた壮観なエリアも。1995年生まれで、これまでau一筋だという坪井は、小学生時代に初めて持った携帯電話を真剣な眼差しで探していた。 見学を終えた坪井は「60~70年前から今までの進化を考えると、これから60年先どうなっているのかが怖いですね。歴史を見て驚きでしたし、時代についていかないとやばいなと思いました」とコメントした。同じく宮田も技術の進歩のスピードに感心しており、「そういう進化に人間がついていければ、楽しい未来が待っていると思います」 午後からはファン感謝イベントがスタート。和やかな雰囲気の下、シーズンの振り返りや、ファンの質問に答えるQ&Aセッション、プレゼントコーナーなどが行なわれた。 2024年シーズンは国内レースから離れ、FIA F2やELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)などに参戦する宮田は、これまでも海外挑戦の夢を公言してきたドライバー。自分の夢を口にすることの大切さを実感したようで、ファンに向けて「自分の目指すものがあれば、発言してみてください」と投げかけ、会場からは拍手が起こった。またそれに関連してQ&Aで直近の夢を問われると「メディアさんいるので、拾われるとアレですけど……」と逡巡しながらも「僕は絶対にF1に乗ります!」と高らかに宣言し、再び拍手を浴びた。
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