西三段目・麒麟龍が4場所ぶりの勝ち越しに「うれしい」 兄弟子の新大関・大の里に大きな刺激
◆大相撲九州場所9日目(18日・福岡国際センター) 西三段目40枚目・麒麟龍(二所ノ関)が4場所ぶりに勝ち越した。東同40枚目・龍司(雷)と激しい相撲の末、最後は押し出した。春場所以来の4勝目に「久しぶりの勝ち越し。うれしいですね」と胸を安どさせた。九州場所前には発熱で稽古が出来ない日があり、「本当にきつかった」。それでも急ピッチで仕上げて土俵に上がった。 秋場所後には母校の能生中、海洋高がある新潟・糸魚川市を訪れた。同高の先輩でもある新大関・大の里(二所ノ関)、十両・白熊ら同高OBの写真が載ったえちごトキめき鉄道の「ラッピング列車」がお披露目式にも立ち合った。能生町の盛り上がりを目の当たりにして今場所に臨んだ。名古屋場所以来の幕下復帰へ向けた戦いの真っ最中。「あと2番ある」と引き締めていた。
報知新聞社