健康的なメリハリボディでレギンス優勝の40歳! 「挑戦することは子どもにも良い影響を与えていると思います」
悔しさから気づいたこと
「お金をかけないで趣味を楽しむこと」をモットーにゴールドジムの制度(フォームチェックやメニュー作成)を活用しながらトレーニングを上達させ、大会を目指した。 「大会までの期間をやり遂げる精神面の強さを目標としていました。設定した期間内でどれだけ頑張れたか、日々どれだけ自分に勝ち続けて来たか、やりこなせば結果(体型)は付いてくると思い、常にそれを意識していました。大会に向けて本格的に減量してみたら、結果的に想像もしなかった驚きの身体に仕上がりました(2023年10月の市川大会のときが過去最高の自分になれた!と思っています)。体脂肪率も目標としていた数値はあっという間に達成し、自分が見たこともない数値まで減量することができました」 その過去最高の身体は、ウーマンズレギンスのカテゴリーでは評価されず、悔しさと共に「次は勝ちたい」という思いがわいてきた河野選手。 「ステージに上がった自分の身体をYouTube配信で見て、絞りもカットもまるでSNSでよく見かけるあの身体になってる!と感動しました。しかし、それはこのカテゴリーを逸した仕上がりで、筋肉量や絞りが減点の対象となり、過去最高の自分の身体のはずなのに、結果は付いてきませんでした」 審査委員長であり、女子フィジークのトップ選手でもある大澤直子氏から「初心者なのにここまでの身体をつくりあげたのは素晴らしい。ここまでやり遂げた経験は確実にあなたの成果であり実績となるのだから自信を持ちなさい。成績が全てじゃない、後はこのカテゴリーの基準を理解しなさい、このカテゴリーで勝ちたいならそこにあなたが合わせていく努力をしないといけない」とフィードバックを受けたことをきっかけに、カテゴリーで勝つ身体を過去のYouTube配信などを全部見て研究を重ねた。 「結果行き着いたのが、誰が見ても健康的な身体、ジムに通ったら私もこんな風になれるかな?と手に届きそうな身体でした」 市川大会の翌週に行われた千葉大会では、1週間という期間で体型を変えることは不可能なため、ポージングで魅せ方を変えて見事優勝。そこから1カ月後のゴールドジムジャパンカップの出場権を獲得した河野選手は、絞りすぎはレギンスのカテゴリーには相応しくなかったため、より健康的に魅せるために糖質量を増やした食事と、さらにポージングを改良。結果出場者も多い中、4位という成績を残した。今大会ではさらに筋量が多いカテゴリーである、ウーマンズレギンスフィットネスに出場し、見事優勝。 「2024年はさらに上を目指しステップアップしていこうと思ったと同時に、筋量を増やすオフの期間の元気な身体で大会に出たら、それこそ基準に当てはまるのでは?と思い出場したのが今回の神奈川大会です。何度かステージに上がれる機会があったことで、研究に研究を重ね、微調整を加え続け、チャレンジし続けて、やっとこのカテゴリーが理解でき、自分の身体もフィットさせることができました」