【大相撲】二所ノ関親方が北の富士さんとの思い出を回想「すごく応援してくださった」
大相撲の元横綱でNHK中継の解説を務めた北の富士勝昭さんが死去した。82歳。九州場所が開催される中での訃報に二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が21日、会場の福岡国際センターで取材に応じ、北の富士さんとの別れを惜しんだ。 二所ノ関親方は「テレビ越しだけど愛のある解説をしてくれた。厳しさもあったけど、すごく期待していただいていることが励みになった。特に大関時代、横綱まであと少しで優勝がない状況の時に、すごく応援してくださった」と沈痛な表情を浮かべた。 自身の大関時代に2人で食事をする機会もあったという。二所ノ関親方は「楽しい思い出だった。一緒に食事をした時も(北の富士さんは)ピンクの外とうを着ていて、立ち姿も座り姿も非常にシュッとしていてカッコよかった」と故人をしのんだ。 北の富士さんは昨年の春場所から解説を休んでいたが、今年の名古屋場所でVTR出演していた。二所ノ関親方は「最後に会った時期は覚えてないけど、今年の5月に電話をして元気のない声だったのでかなり心配だった。この前、名古屋(場所)でテレビに出ていて元気だと思ってすごくうれしかったけど…」と天を仰いだ。
東スポWEB