マンション4階に住む3歳女児が転落死 非常階段の踊り場に潜む危険 すき間の幅に規定なく「子どもの頭が通らない11センチ前後」
北海道放送(株)
2日、札幌市豊平区のマンションの駐車場で倒れているのが見つかり死亡したのは、マンションの4階に住む3歳の女の子とわかりました。非常階段から転落したとみられています。 時崎愛悠記者 「女の子が転落したビルでは、4階から5階のあたりを詳しく捜査員が調べています」 2日午後4時半ごろ、札幌市豊平区中の島のマンションの駐車場で、幼い女の子が倒れているのが見つかり死亡が確認されました。 その後、亡くなったのはマンションの4階に住む佐久間美咲ちゃん3歳とわかりました。 マンションの非常階段から転落したとみられています。 関係者によりますと、マンションの廊下から屋外の非常階段に出るドアは内側からは開くものの、外側からは開かない仕組みです。 また、非常階段の側面の壁に縦に長いすき間がありました。 マンションの利用者 「(非常階段のドアを)落ちた子が簡単に開けられるかと言ったら、そうでもない」 同じマンションに住む住人は、非常階段につながるドアについて「ドアノブに手を伸ばしたら3歳のうちの子でも手が届く高さだ」と話し、その危険性を指摘しました。 さらに、建物の構造についても「非常階段やベランダにあるすき間は危ないと思っていた」と話しています。 警察は、転落の状況を詳しく調べています。 非常階段にあるすき間について、マンション建設を手がける建築会社に聞きました。 《すき間の役割》 ・手すりの壁の劣化防止 ・壁のひび割れを防ぐため 《すき間の幅》 ・特に規定はなく「子どもの頭が通らない11センチ前後」各業者の判断
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