抹消処分の取り消し認めず 福岡の日本語学校
留学生を鎖で拘束するなどの人権侵害があったことを理由に、出入国在留管理庁が2022年に日本語学校と認める告示を抹消した処分は不当だとして、福岡市南区の「西日本国際教育学院」を運営する学校法人が、処分取り消しを求めた訴訟の判決で、福岡地裁(林史高裁判長)は3日、請求を棄却した。 入管庁は22年9月7日に告示を抹消。5年間新たに留学生を受け入れられなくなった学校側は、処分執行停止を求め仮処分を申し立てた。地裁は同30日付で処分の効力を停止し、一審判決までの間、留学生受け入れを認める決定をしていた。