富士通、16年ぶりV報告会 町田瑠唯「優勝した瞬間はいろんな人の顔が浮かんだ」約1000人のファンが大集結
バスケットボール女子Wリーグで、16年ぶり2度目のプレーオフ制覇をなし遂げた富士通レッドウェーブの選手、スタッフらが19日、拠点とする川崎市内で行われた優勝報告会に出席した。 報告会の会場には、選手のユニホームやタオル、応援グッズを手にしたファンら約1000人が大集結。選手がステージに姿を見せると歓声が沸き起こり、大きな拍手で祝福された。主将・宮沢夕貴は「富士通は個々の力じゃ勝てないけど、一体となったときに力を発揮するチーム」と改めてメンバーを誇り、「周りの人に感謝しています」などとコメントした。 入団から13年目でついに悲願を達成した司令塔・町田瑠唯は「優勝した瞬間はいろんな人の顔が浮かんだ。(優勝した直後は)実感が沸いていなかったが、今日たくさんの人に祝福をもらい、本当に優勝したんだと思った」と笑顔。日本代表の主将を務め、今季新加入した林咲希は「最高だった。表彰台に上がってトロフィーを掲げる瞬間が1番うれしかった。待ちわびてきたので、現実になってうれしい」と喜びを語った。 富士通は今季、レギュラーシーズンを1位で終え、プレーオフに挑んだ。決勝では同2位で皇后杯覇者のデンソーと対決。2戦先勝方式で第1戦を制し、第2戦を落として迎えた最後の第3戦は、宮沢が最多18得点など、5人が2ケタ得点し、総合力で勝利。2007~08年シーズン以来、16年ぶり2度目の優勝を飾った。
報知新聞社