【MLB】鈴木誠也の去就に注目集まる カブス残留か?それとも外野守備にこだわり移籍か?
カブスの鈴木誠也外野手(30)の周辺が騒がしい。25日(日本時間26日)時点で具体的な報道はないが、トレード候補に挙がっているのだ。トレード拒否権を持っているにも関わらず、噂が広がったのは「カブスは年俸削減のため、ベリンジャーか鈴木のどちらかをトレードに出す」と米メディアが放出候補に挙げたことが原因。DHではなく外野守備に就きたいという鈴木の意向も拍車をかけている。 カブスはアストロズからカイル・タッカー外野手(27)をトレードで獲得した後、コディ・ベリンジャー外野手(29)をヤンキースに放出。年俸削減に成功した。米スポーツサイト・アスレチックは関係者から得た情報を元に「カブスは右翼手のカイル・タッカーを獲得した後も鈴木をトレードする予定はない」と報じた。 もっとも、同サイトは「フルタイムのDHになる可能性に直面した鈴木はトレード拒否権を放棄するかもしれない」と指摘した。 一方、FAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の交渉が難航しているドジャースの〝後釜候補〟としてキム・ハソン(パドレスFA)、ルイス・ロベルト(ホワイトソックス)ともに挙げられている。 米スポーツサイトのドジャーブルーは25日(同26日)に「もしドジャースが来季以降、ヘルナンデスの代役として鈴木を起用すれば打撃面でかなりのパワーを失うことになる。だが、2人の本塁打数と長打率の差を除けば、ドジャース打線にとってそれほど大きなダウングレードにはならないだろう」と、鈴木のドジャース入りに大きな関心を寄せた。 T・ヘルナンデスは打率2割7分2厘、33本塁打、99打点、出塁率3割3分9厘、長打率5割1厘、OPS8割4分でチームの危機を救う決勝打を何本も放っている。一方、鈴木は打率2割8分3厘、21本塁打、73打点、出塁率3割6分6厘、長打率4割8分2厘、OPS8割4分8厘だった。 鈴木のドジャース入りは実現するのか。「カブスは鈴木の好みを認識しており、本当に彼をロースターに残しておきたいのであれば、何らかの形で受け入れる方法を考え出さなければならないだろう」とまとめた。
東スポWEB