天理大・石飛「挑戦者として立ち向かう」 15日に大学選手権準決勝で昨年王者・青学大と対戦
第73回全日本大学野球選手権は15日に神宮球場で準決勝2試合が行われる。14日の休養日は、4大学がそれぞれ練習を実施。初めて4強入りした天理大は、昨年王者の青学大との対戦に備え、埼玉県新座市内の立大グラウンドで調整した。 天理大の4番・石飛(いしとび)智洋(4年)が、さらなる大会記録樹立で青学大撃破を目指す。今大会は12日の八戸学院大との2回戦で「7打席連続安打」「1試合3二塁打」「1イニング2安打」と3つの大会タイ記録を達成。前日13日の帝京大との準々決勝では4打数無安打に終わったものの、「ここまで来たらマイナスではなく、プラスのイメージをもって打席に入りたい」と強調した。 新たな記録も視界に捉えている。1大会最多5二塁打に「あと1」、1大会最多19塁打には「あと5」に迫り、現在の打率・636で首位打者獲得への期待も膨らむ。 「(青学大は)名前を聞いたことがある選手ばかりで全員怖い。挑戦者として立ち向かうだけです」。出雲西(島根)出身で、今春リーグ戦首位打者の左の強打者。4番が記録に近づく結果を残せば、初の決勝進出にも前進する。