『ポケポケ』ミュウツーex&ミュウexデッキ紹介。新パック“幻のいる島”で環境トップクラスがさらに強化!【最強を目指すおすすめデッキ】
スマートフォン向けポケモンカードゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケポケ)、20枚のカードを組み合わせたデッキを使ってほかのプレイヤーとバトルすることができる。 【記事の画像(18枚)を見る】 ファミ通.comでは、担当ライターが実際に使っているデッキの採用カードや戦いかたを紹介。デッキ作りに悩んでいる人や新しいデッキを使ってみたい人はぜひ参考にしてみてほしい。 今回は、ミュウツーex&ミュウexのデッキを紹介。もともとトップクラスに強かったミュウツーexのデッキが、“幻のいる島”の新カードでさらに強化されて使いやすくなっている。 デッキレシピ ・ミュウツーex (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録 ・ミュウex (1枚)……幻のいる島収録 ・ラルトス (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録 ・キルリア (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録 ・サーナイト (2枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録 ・ルージュラ (1枚)……最強の遺伝子 ミュウツー収録 ・モンスターボール (2枚)……ショップチケットで交換 ・幻の石板 (2枚)……幻のいる島収録 ・博士の研究 (2枚)……ショップチケットで交換 ・ナツメ (1枚)……最強の遺伝子 リザードン収録 ・リーフ (2枚)……幻のいる島収録 ・かけだし調査員 (1枚)……幻のいる島収録 注目カード ミュウex【新カード】 “幻のいる島”の目玉カード。わざ“サイコショット”はダメージこそ低いもののエネルギーひとつで攻撃できる。また、“にげる”に必要なエネルギーがひとつなこともあって序盤の展開で有用だ。ミュウツーexは先攻の場合だと3ターン目まで攻撃ができないが、ミュウexを入れることで序盤の窮屈さが解消される。 そして、その真価はもうひとつのわざ“ゲノムハック”によって発揮される。エネルギーが3つ必要だが、相手のバトルポケモンのわざを何でもコピーして使えるというもの。ミュウツーexの“サイコドライブ”やリザードンexの“ぐれんのあらし”など、本来はエネルギーが4つ以上必要なわざでも、エネルギー3つで使えてしまうところが強力だ。 かけだし調査員【新カード】 ミュウexにしか使えないサポートカードだが、そのぶん効果は強力。ミュウexで相手のわざを受けているあいだにベンチでラルトスやミュウツーexを育てておき、倒されそうになったら手札に戻ってHPを回復。準備の整ったミュウツーexにバトンタッチする戦法がとても強い。 リーフ【新カード】 ダメージの蓄積したポケモンをバトル場から逃がすという点では、かけだし調査員と似た用途で使える。手札には戻せないものの、対象の制限がないので汎用性は高い。 “ねんどうだん”で序盤を戦いHPが減ったミュウツーexをベンチに逃がす際にリーフを使うとエネルギーを温存できるため、終盤に“サイコドライブ”で勝負を決めるフィニッシャーとして再度活躍させられる。 幻の石板【新カード】 やや複雑な効果だが、本デッキにおいてはサーナイトへの進化が早まるカードだと言える。サーナイトへの進化がうまくできず、エネルギーの供給が追い付かないというミュウツーexのよくある負けパターンをかなり減らしてくれるだろう。 ただ、超タイプのポケモンでなかった場合に山札の下に送られてしまう効果には注意が必要。たとえばラルトスを狙って序盤で使ってしまうと、“モンスターボール”や“博士の研究”を山札の下に送ってしまう可能性がそこそこ高い。できればキルリアやサーナイトを狙って中盤に使いたいカードだと思う。 ミュウツーex【既存のカード】 たねポケモンでありながらHPが150とかなり高く、わざ“サイコドライブ”で150ダメージを出せる超火力も兼ね備える。しかも高耐久高火力のアタッカーに留まらず、エネルギーふたつで50ダメージの“ねんどうだん”を使える小回りのよさもある。“にげる”に必要なエネルギーもふたつと多すぎず、非の打ちどころがないポケモンだ。 サーナイト【既存のカード】 特性“トランスシェイド”がとにかく優秀。『ポケポケ』において、自分以外のポケモンに対してエネルギーゾーンからエネルギーを付けられる特性を持つポケモンは現環境でもサーナイトだけ。 ミュウツーexの“サイコドライブ”は使うと超エネルギーを2個トラッシュしてしまうが、サーナイトがいれば毎ターン連発できるようになる。ミュウexの“ゲノムハック”も使いやすくなるので、本デッキには必須と言える。 ルージュラ【既存のカード】 おもにセレビィexの対策として採用。セレビィexにエネルギーが5枚以上(ジャローダの特性“みつりんのぬし”が働いている場合は3枚以上)ついていれば“サイコキネシス”一撃で倒せる。 サイコキネシスを耐えるためにセレビィexがエネルギー4枚ぶんで“パワフルブルーム”を使った場合、ダメージ期待値は100なのでミュウexやミュウツーexは耐える可能性の方が高い。 いずれにせよルージュラがいることで有利な立ち回りが可能になる。逆にルージュラがいないとミュウツーexのサイコドライブくらいでしか対抗できないため立ち回りが非常に窮屈になる。セレビィexは現状使用率がとても高い印象があるので、ルージュラを採用しておくのがおすすめ。“ねんどうだん”以上のダメージ効率を出せることも多く、セレビィex以外の相手にも活躍できる点も優秀。 ミュウツーex&ミュウexデッキの戦いかた ミュウexのサイコショットやミュウツーexのねんどうだんで序盤を戦いながら、ラルトスをベンチに出してサーナイトへと進化させていく。 このとき、1匹のポケモンにエネルギーを集中させるのではなく、分散させるように意識したい。具体的には、ミュウツーex1匹にエネルギーを4枚付けてサイコドライブを狙うのではなく、2枚ずつ付けて交代でねんどうだんを使えるようにする。そうして時間を稼いでいるあいだにサーナイトの進化を急ごう。 サーナイトが場に出せたら、いっきに攻めに転じる。ミュウツーexのサイコドライブやミュウexのゲノムハックを駆使して相手のポケモンを一撃で倒していこう。 攻撃のターンが途切れないよう、ベンチのミュウツーexやミュウexにもエネルギーを付けてから攻勢に出ることが重要だ。 相手のミュウexを倒すと、つぎの番にこちらのミュウツーexが倒される。そのつぎの番に相手のミュウツーexを倒せるように、こちらのミュウexにエネルギーをひとつ付けてから攻撃をしかける。 ワンポイントアドバイス くり返しになるが、とにかくサーナイトを早く準備することが重要。その障害となるのが手札をリセットされてしまう“レッドカード”だが、新しいカードが増えて選択の幅が広がったことで採用率は減っている印象だ。 それでも、やはり油断は禁物。すでに手札につぎの進化ポケモン(キルリアorサーナイト)がいる場合は博士の研究をあえて使わずに手札を少なくすることでレッドカードを躊躇させるようなプレイングを意識しておきたい。 たとえば画面左の盤面ではサーナイトが手札にあり、つぎの番に進化できる状態。しかし相手視点では2枚の手札にサーナイトがある確率は低いので、手札を3枚に増やしてしまうレッドカードは使いたくない。ゆえに博士の研究をあえて使わない選択が有効だと考える。 さて、ミュウツーexはほとんどのポケモンからの攻撃を1回は耐えられる。準備ができてしまえばサイコドライブを2回使って勝てる場面も少なくない。 逆に、ミュウツーexでも耐えられないような攻撃をしてくる相手。具体的にはミュウツーexやリザードンexだが、それらにはミュウexのゲノムハックが非常に有効だ。相手のデッキがミュウツーexやリザードンexだとわかった時点で、ミュウexを大事に扱うようにしよう。 そしてどこかのタイミングで、ベンチのミュウexにエネルギーをひとつ付けておくことが重要だ。ひとつでもエネルギーがついていれば、サーナイトのトランスシェイドも使って1ターンでゲノムハックが使える。「バトル場のポケモンを倒すなら、ゲノムハックでやり返すぞ」というプレッシャーをかけられるようにしておこう。 セレビィexもミュウツーexを一撃で倒し得るポケモンだが、セレビィexに対してはミュウexのゲノムハックが有効な反撃になりにくい。相手がセレビィexのデッキだとわかった場合は、ルージュラで試合を決めることを意識して立ち回ろう。 ルージュラはエネルギーふたつで攻撃できるため、サーナイトがいるなら事前にエネルギーを付ける必要はない。一方でHPが80と低いため、ナツメで倒されてしまわないようにベンチのポケモンを増やすなどの対策をしておこう。 パワフルブルームでミュウツーexは倒されてしまうが、返しのサイコキネシスで勝利だ。 入れ替え候補のカード グリーン: ミュウツーexのサイコドライブ、サンダーexのハリケーンサンダー、セレビィexのパワフルブルームなど、ちょうど150ダメージになり得る攻撃をミュウツーexが耐えられるようになる。優秀なカードだが、サカキを使われると結局倒されてしまう点がネックで筆者は優先度を少し下げた。レッドカードとあわせて使えると強そう。 サカキ 相手がグリーンを使ってくることを考えると入れておきたいし、ほかにも何かと「サカキがあれば……」と思うシーンは少なくない。しかし枠が足りない。入れ替えるならリーフやかけだし調査員などが候補となりそう。 きずぐすり、スピーダー、レッドカード 従来のデッキにはよく入っていた汎用カードたちだが、新カードの登場で枠が圧迫された。スピーダーはリーフで代替できていると思う。きずぐすりはたまにほしくなるが、リーフやかけだし調査員を使った立ち回りでカバーできているとも感じる。相手の手札がたくさんあるとレッドカードをしたくなるが、このデッキの場合は相手の妨害をするよりも自分のパワーを押し付けた方が強いと思ったので不採用。 ランダムマッチでの対戦結果 このデッキを使用して10戦した結果は以下の通り。 戦績:9勝1敗 ・(勝ち)フリーザーex&ギャラドスex&シャワーズ 後攻 ・(勝ち)ミュウツーex&ミュウex 後攻 ・(勝ち)フリーザーex&スターミーex&シャワーズ 先攻 ・(勝ち)ミュウツーex&ミュウex 先攻 ・(勝ち)フリーザーex 後攻 ・(勝ち)プテラex&オコリザル&マーシャドー 後攻 ・(勝ち)ピカチュウex 先攻 ・(勝ち)セレビィex&ジャローダ 後攻 ・(勝ち)ピカチュウex 先攻 ・(負け)マタドガス&ピジョットex 先攻 やや上振れ感はあるものの、全体的にも7~8割くらいは勝てている印象。弱点を突かれるあくタイプのデッキはさすがに厳しいが、幅広い相手に対して五分以上に戦える優秀なデッキタイプだと感じる。 構築の面では、2進化ポケモンのサーナイトが軸となっているうえに、新弾で入れたいカードがたくさん増えたので構築の取捨選択が難しくなった。サカキやグリーンを活用する方法もあるだろうし、きずぐすりやスピーダーも入れられるものなら入れたい。 各々でカスタマイズしがいのあるデッキタイプなので、慣れてきたら本記事を参考にオリジナルの構築を作ってみてほしい。 また、プレイング面でも取れる選択肢が幅広くて柔軟な立ち回りが可能。すなわち難易度が高めだということでもあるが、やればやるだけうまくなるし、ほかのプレイヤーと差を付けやすいので練習のしがいもある。 ミュウツーexのデッキはすでに持っているという人も多いと思うが、もしまだ組んでいなかった人や新弾が出てからアップグレードしていなかったという人は参考にしてもらえれば幸いだ。『ポケポケ』およびポケカの奥深さを、より感じてもらえるはず。