モナコGP、開催継続の危機!開催料31億円でも最安!?F1オーナーが追加資金を要求
F1レースの中で最も特殊で有名なレースであるモナコは、既存のヨーロッパ開催地の中で年間開催カレンダーへの生き残りを迫られているイベントだ。 ●【2024F1第8戦モナコGP】タイムスケジュール・全セッションの結果 F1オーナーのリバティ・メディアがヨーロッパ以外の開催地候補から大金を積まれてオファーを受けているものの、F1カレンダーを24レース以上に拡大することに消極的なため、古くから開催されているモンツァ、イモラ、バルセロナなど多くの既存イベントがF1の地位を失う危機にさらされている。『Bloomberg(ブルームバーグ)』によると、モナコでさえも聖域ではないようだ。 「リバティ・メディアは...ヒストリック・カーレースを2025年以降も延長するための新たな契約に向けた事前協議の一環として、モナコ公国に追加資金を求めている」と金融通信社は報じている。 かつて、モナコは年間レース料さえ支払っていなかったが、『ブルームバーグ』によれば、現在は年間2,000万ドル(約31億円)が請求されているとのことだ。しかしそれは現在のプロモーターの中で最も低い額となっている。 モナコの現在の契約は来年までで、新しい契約条件では、モナコは独自のテレビ中継を企画する権利や、練習初日が木曜日であったことなどの特典を失った。 『ブルームバーグ』はこう続けている。 「F1の広報担当者は、現在の交渉についてコメントを控えたが、モナコからの撤退は考えていないと述べた」。