「女40歳 肉屋のムスメ」上演、演出の福士誠治「嬉しくて興奮しております!」
まつもと市民芸術館プロデュース 舞台「女40歳 肉屋のムスメ」が5月16日から19日まで長野・まつもと市民芸術館 小ホールにて上演される。 「女40歳 肉屋のムスメ」は2014年にONEOR8・田村孝裕により、星野園美のために書き下ろされた作品で、今回は福士誠治の演出、小林きな子らの出演により立ち上げられる。 郊外の小さな精肉店で働くひなのは、時々店を訪れる福留という若い浪人生との会話がささやかな楽しみとなっている。そんなある日、家を出ていたひなのの母・清子が突然帰ってきて……。 上演に向け福士は「脚本は田村孝裕さん。田村さんの作品は僕が役者をはじめた頃から色々拝見していたので、個人的にはめちゃくちゃ嬉しくて興奮しております! さらに今回は松本の空気をよく知っている松本で活躍中の俳優さん達とコラボレーション出来ることも楽しみのひとつです。家族だったり友人だったり、時に他人との身近な人間関係を切に描いていければと思っております。短い期間ではありますが、是非是非松本までこの作品を観に来ていただけると嬉しいです」とコメント。 小林は「2014年に『女40歳 肉屋のムスメ』を観た時の感動は、いまでも忘れられません。出てくる人々をどこか身近に感じ、自分がコロッケを買いに行ったことのあるお肉屋さんの営みをこっそりと盗み見ているような、そんな贅沢な気持ちになりました。そして星野園美さん演じる主人公の『ひなの』がとてつもなくチャーミングでした。あの素晴らしさを心に置きながら、自分らしい『ひなの』を見つけて、大切に演じることができたらなと思っています」と思いを語る。 母・清子役を演じる長野里美は「松本だけで行われることや、作家の田村孝裕さんや演出の福士誠治さん、他の共演者全員とも初めてで、何から何まで新鮮です。皆さんと共に面白いものを作っていきたい、そんな気持ちで春が来るのをとても楽しみにしています」と述べた。 その他の出演者には星野勇太、下地尚子、荒井正樹、草光純太が名を連ねている。 ■ 福士誠治コメント 「女40歳 肉屋のムスメ」を演出いたします、福士誠治です。まつもと市民芸術館には何度か立たせて頂いた経験もあり、とても素敵な劇場だなぁといつも思っておりました。まさかそこで演出できるなんて夢にも思っていなかったので、本当に光栄です。 脚本は田村孝裕さん。田村さんの作品は僕が役者をはじめた頃から色々拝見していたので、個人的にはめちゃくちゃ嬉しくて興奮しております! さらに今回は松本の空気をよく知っている松本で活躍中の俳優さん達とコラボレーション出来ることも楽しみのひとつです。 家族だったり友人だったり、時に他人との身近な人間関係を切に描いていければと思っております。短い期間ではありますが、是非是非松本までこの作品を観に来ていただけると嬉しいです。 ■ 小林きな子コメント 初めて行く町でお肉屋さんを見かけると、つい立ち寄ってしまいます。揚げたてのコロッケやメンチカツを食べながら、見知らぬ町を歩くことが大好きです。ビールがあれば、なお最高。食べ歩きと観劇が休日の楽しみです。 2014年に「女40歳 肉屋のムスメ」を観た時の感動は、いまでも忘れられません。出てくる人々をどこか身近に感じ、自分がコロッケを買いに行ったことのあるお肉屋さんの営みをこっそりと盗み見ているような、そんな贅沢な気持ちになりました。 そして星野園美さん演じる主人公の「ひなの」がとてつもなくチャーミングでした。あの素晴らしさを心に置きながら、自分らしい「ひなの」を見つけて、大切に演じることができたらなと思っています。 ■ 長野里美コメント 私にとって初めて出会うタイプの戯曲です。親子関係や登場人物の個性など、いろいろな点で「あるある」でありながら、差別問題も扱い、関係性や言葉にアイロニーがきいている。 なかでも私の役の清子は娘や親戚にも疎んじられているけど、観客にも瞬時に嫌われそう!(笑) 役柄的にも初めて出会うタイプで、だからこそ即座に「やりたい!」と思えました。清子を憎たらしいけど心底憎めないキャラとして演じ、何よりもお客様に後味よく笑って帰っていただきたいと思っています。 松本だけで行われることや、作家の田村孝裕さんや演出の福士誠治さん、他の共演者全員とも初めてで、何から何まで新鮮です。皆さんと共に面白いものを作っていきたい、そんな気持ちで春が来るのをとても楽しみにしています。 ■ まつもと市民芸術館プロデュース 舞台「女40歳 肉屋のムスメ」 2024年5月16日(木)~19日(日) 長野県 まつもと市民芸術館 小ホール 脚本:田村孝裕 演出:福士誠治 出演:小林きな子、星野勇太、下地尚子、荒井正樹、草光純太、長野里美