モルディブ大統領選挙で勝利のモハメド・ムイズ氏 駐留インド軍の撤収を求める考え 中国寄りの政策に転換の可能性
モルディブで先月30日に行われた大統領選挙で勝利したモハメド・ムイズ氏が、駐留するインド軍の撤収を求めていく考えを示しました。 モハメド・ムイズ氏は、先月30日に行われた大統領選挙の決選投票で親インド派の現職ソーリフ氏を破り勝利しました。 ムイズ氏は、親中派とされ選挙戦でインド寄りの政策をとるソーリフ政権を批判してきました。 勝利宣言の演説でムイズ氏は「モルディブに駐留しているインド軍を撤収させる」と述べました。親インド路線を見直し、中国寄りの政策に転換する可能性があります。 巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国はシーレーンの要衝で地政学的にも重要なモルジブとの関係強化を目指しています。習近平国家主席もムイズ氏に「関係発展を重視していて実務的な協力を深めていく用意がある」とする祝電をおくっています。