「RENT」でクリスタル ケイが英語での演技に初挑戦。初日が開ける前から“夏の終わり”の寂しさを口に…
日米合作ブロードウェイミュージカル「RENT」の公開ゲネプロが8月20日、東京・渋谷の東急シアターオーブで行われた。 日米合作ブロードウェイミュージカル「RENT」で26年の時を経て、同じ役で出演の山本耕史 今回が3度目のミュージカル出演となるクリスタル ケイが初日が開ける前から“夏の終わり”の寂しさを口にした。 この日はゲネプロの前に主人公のマーク・コーエンを演じる山本耕史、ロジャー役のアレックス・ボニエロ、モーリーン役のケイ、演出のトレイ・エレットが会見を行った。 クリスタルは2019年にブロードウェイ・ミュージカル「ピピン」の日本語上演版でミュージカルに初挑戦。そのダイナミックなパフォーマンスと確かな歌唱力が評価され、第27回読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞。2022年の再演にも同じ役で出演した。
今回は初めての英語での演技になるのだが「初めてなので私もドキドキしているんですけど、皆さん、とっても素晴らしくて。最初の日から空気がめちゃくちゃ温かいというか、初めて会った気がしないくらい皆さんフレンドリーだし、この作品が大好きな人たちの集まりなのでとても心強いです」と笑顔を見せた。 稽古場ではキャストには通訳がついておらず山本が英語が理解できなかった時にはクリスタルに後から確認していたと明かしたのだが、クリスタルは「耕史さんの英語がだんだんネイティブなんじゃないっていうくらいの瞬間がすごいあって、私以外も同じように思っているんじゃないかと思う。それもすごい感動」と山本の英語の上達にびっくり。 そして「稽古場ではお互いにいろいろ教え合っている感じ。キャストの皆さんも日本の文化とか言葉にすごい興味を持って“こういう時はどうするんだ?”とか“なにが礼儀正しいの?”とか、そういう文化の交流みたいなものもすごくあって毎日が楽しい。サマーキャンプみたいな感じ。新しいお友達ができて、みんなで一緒に素晴らしい作品を作って、すごく悲しいけど終わって“サヨナラ”するという。それが今からあまり考えたくないですけど、すごく素敵な絆が作られているなと感じます」と始まる前から“夏の終わり”の寂しさを口にする場面も。