取手コレクションは7着大敗… 地元G1へ向け復活期す児玉碧衣「大怪我のときより悩んでる」/ガールズケイリン
玉野競輪「ガッツ玉ちゃん杯(F1)」は2日からナイター開催で行われる。初日の7Rに出走する児玉碧衣(28歳・福岡=108期)に話を聞いた。 取手で行われた『最後のガルコレ』は外併走から捲りにいったが全然進まず7着大敗。そこからちょうど1週間空いて今回の玉野を迎えた。 「(実戦復帰した)別府の時より取手の方が間違いなく良かったけど、メンバーがメンバーなので、通用しなかったですね。今はとりあえず修正点がどこというのは特にないです。単純に脚力不足。脚力を上げるしかない。やっぱり(2月に)2回続けて胃腸炎になったことで、体力が落ちて筋力もなくなってしまった。前まではインナーを使ってきれいにまわせていたのに、今は力で無理矢理踏んでいるだけで、自転車がうまく進んでくれない。踏み方もちょっと分からなくなっています」 児玉にとって一番の大怪我は22年のガールズグランプリの鎖骨骨折だが、「あの時よりも今の方が悩んでいます」とのこと。月末には地元の久留米でオールガールズクラシック(G1)が控えており、そこまでには何とか間に合わせたい。 「思ったよりも(調子の)戻りが悪くて焦っています。ほんと、もどかしい。自分の中でも、ボチボチ良くなってよ! お願い! って感じだし、今回のシリーズで少しでも手応えを掴めたら…と思っています。とにかく今は長い距離を踏んで脚力を戻す。それだけ。戻す、がテーマです」 どんなに苦しい状況でも、今の気持ちをキチンと言葉にしてくれる児玉にはただただ頭が下がる思い。インタビューの合間に何度も「このままでは終われない!」と口にしていた。ここからの鮮やかな復活劇に期待したい。(アオケイ・長谷川記者)