<聖光・春に駆ける>’22センバツ 初Vへ、紅白戦で始動 新調ユニホームなど採寸 /福島
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に4年ぶり6回目の出場が決まった聖光学院は30日、決定後初めて報道陣に練習を公開した。ナインたちは桑折町の室内練習場で紅白戦を実施し、東北勢初となる初優勝の目標を再確認していた。 午前10時半。はじめに選手たちは輪になって瞑想(めいそう)し、集中力を高めた。その後、主将の赤堀颯(2年)の掛け声で練習が始まり、約1時間かけて入念に体をほぐした。午後には紅白戦を実施し、本番さながらの緊張感に包まれる中、ナインは一球一球に集中しながらゲーム感覚を取り戻していた。赤堀は「今までやってきたことを変わらず積み重ねていくだけ」と前を見据えていた。 この日の練習前には、新調するユニホームやスパイクなどの採寸もした。生田目陽(はる)(2年)は「下半身のトレーニングのおかげで、パンツがサイズアップした」と笑顔を見せ、成長を実感していた。【玉城達郎】