『ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024』全プログラム決定 ゲスト総勢22組&京都限定企画も
11月9日(土) から17日(日) にかけて京都文化博物館・フィルムシアターで開催される『ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024』のプログラムが決定した。 【全ての画像】『ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024』上映作品写真 メインプログラムである、自主映画コンペティション「PFF アワード 2024」の19作品に加え、今年は3つの「高校生企画」を含む、京都限定のオリジナル企画を実施。また、9月20日の表彰式でグランプリに輝いた『I AM NOT INVISIBLE』の川島佑喜監督や、地元・京都芸術大学に在学中でエンタテインメント賞(ホリプロ賞)を受賞した『さよならピーチ』の遠藤愛海監督ら13監督が京都会場に集結し、上映後にトークイベントを行うことも決定した。 招待作品部門では、2022年に引き続き、ピーター・バラカンが来場。自身がセレクトしたドキュメンタリー映画『TWO TRAINS RUNNIN’』の上映後に歴史的背景を解説。そのほか、第28回PFFスカラシップ作品『道行き』の関西初上映では中尾広道監督、90年代の自主映画『灼熱のドッジボール』『走るぜ』の上映回には京都芸術大学で教鞭を執る古厩智之監督が登壇する。 さらに、今年の東京開催で実施した「18歳以下無料ご招待」を京都開催でも実施。東京では「PFF アワード」回のみの招待だったが、京都では招待対象を映画祭の全プログラムに拡大する(先着制/各回先着15組30名)。 そのほか、9月の東京会場でも大好評だった「PFF アワード 2024」ポスター展を京都会場でも開催。デザインを学ぶ学生がコラボし、「PFF アワード」入選作品のオリジナルポスターを制作した。参加したのは京都女子大学、東京工芸大学、日本大学芸術学部、アミューズメントメディア総合学院、バンタンデザイン研究所の19名のデザインを学ぶ学生たち。ポスターは、京都文化博物館3階ロビーにて展示され、開館中はいつでも無料で鑑賞することが出来る。 <イベント情報> 『ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024』 2024年11月9日(土)~17日(日) 会場:京都文化博物館(※月曜休館) 【プログラム】 ■「高校生8ミリフィルムに出会う」(高校生企画) いま世界中で人気が再燃する、8ミリフィルム作品の魅力に迫る。学生の街・京都で開催されている高校生向けの8ミリフィルム体験ワークショップの紹介と共に、『ばるぼら』の手塚眞監督が高校時代に制作し、PFFに入選した8ミリ映画や、『セノーテ』の小田香監督が近年制作した8ミリ作品を上映。ゲストトークあり。 ■PFF アワードの高校生監督特集 「21世紀の高校生」(高校生企画) この夏、小田香監督を講師に行われた高校生向けの創作ワークショップ。はじめて映画づくりに挑む高校生を見つめた小田監督にワークショップの様子を語っていただくとともに、近年PFF アワードに入選した高校生監督の自主映画を上映し、監督と「自主的に映画をつくる」ことについて語り合い、これからを考える。ゲストトークあり。 ■「映画のことだけ考えていた高校の夏休み」『Single8』特別上映(高校生企画) かつて、8ミリ自主映画に没頭していた小中和哉監督の自伝的青春映画『Single8』を特別上映。8ミリ特撮映画をつくる高校生たちの瑞々しい姿と共に、8ミリ映画の制作プロセスがしっかりと描かれており、映画を志す高校生にもぜひ観てほしい 1本。 ■『嵐電』上映&鈴木卓爾監督トーク 今年2月に逝去した、映画編集者・鈴木歓を偲び、京都芸術大学の学生とプロの映画人が協働してつくる「北白川派」の作品である『嵐電』を上映。長く、京都芸術大学で教鞭を執っていた鈴木歓について、鈴木卓爾監督に話を伺う。 ■オンライン配信なし!増村保造監督『親不孝通り』 9月のPFF東京会場で特集した、今年生誕100年の増村保造監督。東京の特集ラインナップにはなかった、『親不孝通り』を京都で上映。オンライン配信やソフト化のない貴重なスクリーン上映となる。 ■『逃亡者狂騒曲 デジタルリマスター版』関西プレミア上映 1997年にベルリン映画祭で上映された、日本未公開作品。昨年、台湾で"伝説の映画"として再公開され、映画ファンに衝撃を与えた1本。アジア映画ファン必見の関西プレミア上映。 【18歳以下無料ご招待】 招待対象者:18歳以下(2006年4月1日以降生まれの方) 対象プログラム:『ぴあフィルムフェスティバル in 京都 2024』の全プログラム。 申込期間・人数:各上映日の前日まで受付。各回15組30名を先着順に受付。