再エネの連携強化誓う 内堀知事とNRW州副首相が対談 福島県郡山市でフェア
ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(REIFふくしま2024)は17日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで始まった。初日は内堀雅雄福島県知事とドイツのノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州のモナ・ノイバウアー副首相兼経済相が対談し、再エネ分野での連携の強化を誓い合った。 福島県とNRW州による再エネ分野に関する連携覚書締結から、今年で10年となるのを記念して対談を企画した。内堀知事は再エネ導入の推進に向け、両地域での展示会の相互出展などで経済交流の活性化につながったと成果を指摘し、「県内で水素や次世代太陽光電池などの社会実証を進めていく。再エネ導入の課題であるコスト高などに対応するため、連携しながら挑戦していきたい」と語った。 ノイバウアー氏はロシアのウクライナ侵攻などでエネルギー安全保障の基盤が揺らぎ、再エネ導入の必要性が高まっているとし、「両地域が同じ目線で協力し、課題解決に取り組んできた。若い世代が活躍できる環境づくりを進めるとともに、福島県と協力して困難な課題に向き合っていきたい」と述べた。
REIFは18日まで開かれている。NRW州の14企業・団体を含む国内外約210社がブースを出展し、太陽光や風力などに関する最新技術を紹介している。