GENERATIONSは常に新しい彼らを届けてくれる 日本映画専門チャンネルの特集からその魅力を紐解く
ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEは、LDHらしさとともに常に“新しい彼ら”を私たちに届けてくれる。 【写真】本音を語り合うGENERATIONS/「GENERATIONS A DOCUMENTARY FILM THE NEXT」より 今年でデビュー12周年…ちょうど干支一周を迎えるGENERATIONS。そんな今年、GENERATIONSは4月に“体操ニッポン応援アンバサダー”に就任。新曲 「エンドレス・ジャーニー」は、7月から開催されるパリ五輪の体操日本代表をはじめ、すべての体操選手に捧げる“体操ニッポン応援ソング”に決定した。 そんなGENERATIONSが、この夏、日本映画専門チャンネルでもっともっと熱くなる! 観客を“熱狂”させる彼らのライブ映像や彼らの“熱い”想いが詰まったドキュメンタリー、彼らの“熱演”が見られる出演作品等…GENERATIONSの“熱い”魅力が詰まった作品が7月と8月に特集放送されるのだ。 すべてテレビ初放送となる作品の中から、今回は特に注目の3作品を“熱い”ポイントとともに紹介したい。 ■「ミンナのウタ」 まずはこの熱い夏に涼しさを! ということで、「呪怨」シリーズや<恐怖の村>シリーズを手掛ける日本ホラー界の巨匠・清水崇監督がメガホンをとり、GENERATIONSのメンバー全員が本人役として出演した「ミンナのウタ」をピックアップ。 本作は、一本のカセットテープから流れるメロディによって、恐怖にのみ込まれていく人々を描くホラー映画。2023年邦画ホラーで興収&動員一位を記録した作品とだけあって、まず単純にストーリーが面白い。 ただ怖いだけでなく、ストーリー性がしっかりあるため、先の読めない展開に恐怖も興味もそそられる。また“GENERATIONSのメンバー全員が本人役として出演”というのも本作の魅力の一つだ。 彼らが本人役で出演すること自体がまず斬新である。また本人役だからこそ、物語がよりリアルになり、どこまでが現実でどこからがストーリーなのか、その境界線があやふやになっていく。これはホラー映画において観るものに最も恐怖を覚えさせるのではないだろうか。 さらにGENERATIONSだからこそ“一本のカセットテープから流れるメロディ”という設定がより活きる。彼らから切っても切り離せない音楽が物語の軸だからこそ、親和性も高い。特にラストは、GENERATIONSならでは、彼らだからこそのシーンと言える。そして、メンバーそれぞれの恐怖に怯える自然体な演技にも注目だ。 ■「GENERATIONS LIVE TOUR 2022 “WONDER SQUARE”」(2022年) ライブパフォーマンスに胸が熱くなる! 「GENERATIONS LIVE TOUR 2022 “WONDER SQUARE”」をセレクト。 本作は、2019年に開催された彼ら初となる5大ドームツアー「GENERATIONS LIVE TOUR 2019 “少年クロニクル"」以来、約3年半振りとなる有観客の、アリーナライブツアーの様子を収めたもの。 GENERATIONSのライブに行ったことがあるファンたちは、当日のワクワクが甦りつつ、会場では観ることができなかった新たな角度やサイズ感、そして画質の良さで “WONDER SQUARE”の世界を新たにもっと深く楽しむことができるだろう。 GENERATIONSのライブを観たことがない方にとっても、この映像にきっと驚くはずだ。まるで映画のようなクオリティーのオープニングから一気に心を掴まれ、一瞬で彼らの世界観に引き摺り込まれる。 そして、一曲一曲丁寧に心を込めて歌い上げるその歌唱力と、一糸乱れぬキレッキレな圧巻のダンス。練られて磨かれたライブ全体の統一感がある演出とそれぞれの楽曲の独創的で細かな演出。 視覚から聴覚から…そのすべてで私たちの心を踊らせてくれる。そんな一瞬一瞬にキラキラとギラギラが詰まった斬新で熱いライブ映像をぜひその目で確かめてほしい。 ■「GENERATIONS A DOCUMENTARY FILM THE NEXT」(2018年) 最後にメンバーの秘めた熱い想いを覗くことができるドキュメンタリーの見どころをお届けしたい。 本作は2018年にリリースされたドキュメンタリー。GENERATIONSメンバー自身へのインタビューによって、 グループ結成から5年間の軌跡を辿っている。2012年11⽉に「BRAVE IT OUT」でデビューした彼らだが、その道のりは決して楽なものではなかった。 彼らがLDHに入所するきっかけを語るところから始まり、GENERATIONSが結成された経緯や転機となった出来事など、5年間のこれまでを赤裸々に語っている。あわせて、彼らの心境の変化やこのグループで目指す場所、各々のGENERATIONSへの思い、メンバーへの本音なども収録。 “LDHらしさ”と“GENERATIONSらしさ”、なぜ彼らは新しいことに挑み続け、世界的スターを目指すのか…その理由を垣間見ることができる。 “DREAMERS”(ファンの呼称)はもちろんのこと、GENERATIONSという名前は聞いたことがあるけど一体どんなグループなんだろう?…といった新参者が観ても実に興味深いドキュメンタリーとなっている。そして気付いたら、彼らの素顔とそのプロフェッショナルな熱さにどっぷりハマっていることだろう。 さらに12年前の初々しい彼らの姿も必見だ。まだメンバーのほとんどが10代で、少し幼くて愛くるしい。と、同時に彼らがこの5年、ひいては12年でどれだけ新しいことに挑み、大きく羽ばたき、輝いていったかがより実感できるはず。 今回放送されるのは、いずれも今年6月25日に卒業した関口メンディーがいた頃の7人時代の作品。7人から6人のGENERATIONSへと今まさに新しくなる彼らから目が離せない。そして、これまでの7人のGENERATIONSの歴史と雄姿をぜひその目に焼き付けてほしい。 構成・文=戸塚安友奈