尼崎ボート・SG「第34回グランドチャンピオン」初日 峰竜太が攻めのエンジン整備で初日連勝 整備で直る前提でプロペラも早々と調整
◇25日 ボートレース SG「第34回グランドチャンピオン」初日(兵庫県・尼崎ボート) 進む道に、一切迷いはなかった。前検時2連対率47%のエンジンを味方にしても、すぐさまセット、キャリアボデーを交換した。峰竜太(39)=佐賀=は「壊れたら壊れたで仕方がない。恐れて早くから手を入れない人もいるけれど、ぼくはそういう考え方はしない」と、レースだけではなく、陸の上でも攻めの姿勢を貫いた。 その成果は初戦の6Rで明らかだった。スリットから一つ内の辻栄蔵にプレッシャーを与え、辻が耐えきれず握っていく展開を鋭く差し切った。バックへ躍り出たときは、誰も峰の影すら踏めなかった。「いいですね。ぼくはペラを仕上げるのは早いから、他の原因を突きとめるのも早い」とにやり。初日も直る想定でペラも合わせていたと言うのだから、驚きである。 5月の多摩川オールスターでは、定松勇樹がSG初Vを達成。今年の賞金レースは弟子に先を行かれる格好となっているが、それはそれでうれしいこと。その定松は負傷帰郷となってしまったが、なおさら峰の闘志に火はともった。2日目は12Rの2号艇で登場。鮮やかにさばき、ファンへ主役アピールだ。
中日スポーツ