列車再開にゴミの収集・仮設住宅も 能登半島地震から2週間 少しずつ復旧の動き
能登半島地震の発生から15日で2週間。被災地では救出活動が依然として続く中、少しずつではあるものの、復旧の動きも見え始めています。 【写真を見る】列車再開にゴミの収集・仮設住宅も 能登半島地震から2週間 少しずつ復旧の動き 午後2時前に15日の最低気温となる1.1度を観測し、1日を通して厳しい寒さとなった石川県輪島市。発災から2週間が経ち、ようやく生活ごみの収集が一部で再開しました。 ただ、収集業者も被災しているため人手が確保できず、生ごみなど腐敗が進む燃えるごみのみの回収となりました。 住民は… 「生ごみですね。臭いがひどいんで、せめてちょっとでもきれいになればと思って」 「トイレのゴミ。食べれば出ますから」 JR七尾線では15日の始発から石川県かほく市の高松駅と石川県羽咋市・羽咋駅の間で、列車の本数を減らしての運転が再開。 利用客 「やっと学校に行けるのでうれしい。友達に会えるので」 「間の区間の被害がすごいので仕方ないなと思いながら、でもやっぱり早く七尾から乗りたいなと思いながら、待ちたいと思う」 一方、羽咋駅と七尾駅の区間については今月22日以降の運転再開を目指していますが、その先の七尾駅から和倉温泉駅の間は被害が大きく、再開の見込みは立っていません。 石川県の1.5次避難所になっている金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」では、JAグループ石川の職員らが約300食分の炊き出しを行い、温かい料理を提供しました。 避難者 「すごいありがたいと思う。心が安らぎます」 少しでも、ほっとできる時間を。支援の輪が広がっています。 石川県内灘町と石川県中能登町の小中学校では、一部を除き1週間遅れで始業式が行われました。向粟崎小学校では、地震が起きた時に身を守るための行動を確認しました。 先生 「外にいるときもガラスが割れて落ちてくるかもしれません2階、3階、もっと高いところから落ちてくるかもしれないので、できるだけ離れましょう」 また、始業式では大谷翔平選手から届いたグローブが披露され、児童からは歓声も。
被害が大きい石川県穴水町では川島児童公園で仮設住宅の建設が始まりました。まずはおよそ15戸が建てられる予定ですが、復旧への動きはようやく始まったばかりです。
北陸放送