長友佑都(FC東京)　(C)J.LEAGUE

好対照のチームによる対戦である。3試合白星なしと足踏みが続くリーグ最多得点のFC東京と4戦負けなしで上位へ浮上したリーグ最少失点のガンバ大阪が『明治安田J1リーグ』第16節で激突する。 【PHOTO】一森純(ガンバ大阪) U-23日本代表戦士の不在で苦しい戦いが予想されたGWだが、FC東京は3連勝をマーク。GW明けはFW荒木遼太郎、MF松木玖生、GK野澤大志ブランドンが『U23 アジアカップ』優勝から凱旋し、さらに上昇気流に乗ると思われた。しかし『明治安田J1』第13節・柏レイソル戦では開始早々に先制を許すが、6分仲川輝人、32分ディエゴ・オリヴェイラのPK、37分に松木のゴールで3-1とリード。しかし前半終了間際のGK波多野豪の一発退場が響いて3-3の引き分けに持ち込まれた。続く第14節・名古屋グランパス戦ではスタメン復帰したFWキャスパー・ユンカーにハットトリックを決められて1-3の完敗。荒木のゴールも空砲に終わった。 5月19日に行われた前節は前半と後半、ふたつの異なったゲームが展開された。前半主導権を握った横浜F・マリノスは25分MFナム・テヒ、前半の終盤から攻勢に出たFC東京は55分右SB長友佑都がコントロールショットをズバリ。だが、互いに勝負を決める2点目には届かず、勝点1を分け合った。 横浜FM戦から7人先発を入れ替えた5月22日・アウェイでの『JリーグYBCルヴァンカップ』1stラウンド第3回戦・サガン鳥栖戦は56分右CKをCB森重真人がニアで合わせて先制。75分右SB白井康介のミドルシュートのこぼれ球に松木がフリーで詰めるもシュートは枠をとらえず、試合を締められなかった。すると試合終了間際に1本のパスで背後を取られて、同点に追いつかれた。延長戦では両軍とも退場者出しながらもスコアレス。PK戦の末、FC東京がプレーオフラウンド進出を決めたのだった。 一方、G大阪はGW前半に今季2度目の連敗を喫したが、GW最終日の大阪ダービーではエース宇佐美貴史の自らの誕生日を祝うゴールが決勝点となり1-0の勝利を飾ると、第13節・名古屋グランパス戦では相手の粘り強い守備に手こずりながらも、77分混戦の中からMF岸本武流が押し込み、守備でも高い集中力を保って2戦連続“ウノゼロ”。 第14節・東京ヴェルディ戦は相手の積極的なプレスからの素早い攻守の切り替え、そして縦に速い攻撃に苦しみながらも、ゴールラインは死守。スコアレスドローに持ち込んだ。5月19日・ホームでの第15節・川崎フロンターレ戦は立ち上がりからピンチの連続もGK一森純の好守などで耐えたが、26分先制点を献上。ならば2分後宇佐美のFKにCB中谷進之介が飛び出して何とか頭に当てて同点に追い付くと、70分には右CKからCB福岡将太がドンピシャヘッド一閃。81分にはダワンのスルーパスに前線でトップ下の坂本一彩が潰れ、こぼれ球をMF山下諒也がつなぎ、途中出場の倉田秋が冷静に蹴り込んで勝負あり。今季最多得点となる3-1で完勝を収めた。 これでG大阪は7勝4分4敗・勝点25の4位に浮上。FC東京は6勝5分4敗・勝点23の8位から虎視眈々。両軍のJ1での通算対戦成績を振り返ってみると、FC東京が18勝11分15敗の勝ち越し。さらに直近10試合ではFC東京が5勝3分2敗と攻勢を強める。 果たして、中3日の連戦となるFC東京が流れを変えるのか、1週間の準備期間を得たG大阪がこの流れを継続させるのか。『明治安田J1』第16節・FC東京×G大阪は5月26日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。当日は『めちゃコミック Day』を開催。来場者先着2万5000名に「めちゃコマ クリアファイル」をプレゼント。また同日「東京ドロンパの仲間たち大集合!! TOKYO DANCE DAY」も実施。東京ドロンパと仲間たちによるダンスショー、コンコース練り歩き、ハーフタイムパフォーマンスを展開する。ダンスショーのゲストにダンサーのKOTARO IDE、神綺杏菜、ダンスステージにはフェアリーエンターテイメントも登場する。チケットはチケットFC東京(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。