S級S班陥落組が立て続けに“復権” 郡司浩平が平原康多とのエピソード明かす/函館競輪G3
函館競輪のナイター「五稜郭杯争奪戦(G3)」は16日、初日を迎える。12RのS級初日特選に出場する郡司浩平(33歳・神奈川=99期)に話を聞いた。(アオケイ・長谷川記者) 今年はここまで2つのG1が終了したが、最初の全日本選抜は郡司浩平、次のダービーは平原康多と『SS陥落組』が立て続けに優勝。 これについて郡司は「去年の競輪祭が終わってSSから落ちるって決まった時に『来年また頑張ろうな』って声をかけてもらっていたし、年が明けて2人してすぐに獲れたのは大きいですね。自分が言うのはおこがましいんですけど、多少なりとも平原さんの気持ちは分かっているので。あの優勝は本当に良かったと思います」。 ライバルの優勝を心から祝福する郡司は人として素晴らしいが、この間のダービーでは初手から深谷知広の後ろを競られるなど、考えさせることがいろいろあった。 「深谷さんに限らず、北井さんとか松井君とか強い選手がたくさんいるので、こういう場面はこれから間違いなく増えてくる。自力でやるときはしっかり仕掛けることを心掛ければいいけど、後ろのときは視野を広く持ったり、前と呼吸を合わせたり、やることがたくさん。まだまだ勉強ですね。自分としてはダービーが終わってひと区切りついたので、このあとの宮記念杯、オールスターに向けて、気持ちを新たに頑張っていきたい」