「子どもを産むのは贅沢?」少子化なのに自費診療って…妊娠・出産にまつわるシビアな「お金」の事情。【作者に聞いた】
少し心に余裕があるはずの2人目の妊娠中、妊娠後期の血液検査から高血糖が発覚。再検査(OGTT=経口ブトウ糖負荷検査)の結果下された診断は「妊娠糖尿病」。食べるの大好き!甘いもの大好き!な作者である奥田けい(@kei__okuda)さんが、食事療法を中心にインスリンを打たずに迎えた出産についてわかりやすく漫画化。2023年5月に発売した書籍「2人目妊娠したら糖尿病になった話」の中から一部を抜粋して著者コメントと合わせてお届けする。 【漫画】本編を読む <妊娠糖尿病とは?> 「妊娠中にはじめて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常」のこと。 ※本作は「妊娠糖尿病」を紹介するものとなります。「妊娠糖尿病」と「糖尿病」は異なる疾患ですのでご注意ください。 ※本作で紹介している症状は、個人の体験談であり、すべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。 ――出産にかかる費用で、最も大きな出費となったのは何でしたか? 「一番大きかったのはやはり分娩費用でしたが、(東京では一時金の42万円ではとうてい賄えないので)毎月最低2万円かかる妊娠糖尿病に対しての費用は精神的に辛かったです」 ――1人目は里帰り出産、2人目は都内で出産されたそうですが、どのような違いを感じましたか? 「1人目は地元の個人病院で豪華な食事に1人部屋でしたが、東京でそれをしてしまうと予算がとんでもなくオーバーしてしまうので、一番お安い総合病院を選びました(そして安い相部屋を選びました)」 ――出産する曜日や時間帯によって料金が加算されることに驚きました。2人目のお子さんを出産されたときはどうでしたか? 「2人目は経産婦だったためか出産まであっという間だったので、処置や治療に対しては割と良心的なお値段ではありました」 イラストレーター奥田けいが描く『妊娠糖尿病体験記』。出産までのリアルな体験談を詳しく描いたコミックエッセイ「2人目妊娠したら糖尿病になった話」が発売中。 取材・文=濱田瑠奈
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