スズキ「ハヤブサ」が車体色リニューアル! 真新しいマットグリーンなど全3色、カラーオーダープランは全18通り
3色すべてニューカラーに刷新!
スズキは、1339ccの並列4気筒エンジンを搭載するメガスポーツ「ハヤブサ(Hayabusa)」の2025年モデルを発表した。ベース色はブラックのみ継承しつつ差し色を変更、シルバーとグリーンは完全な新色だ。 【画像】スズキが「HAYABUSA」2025年モデルを発表
カラーオーダープランは標準モデルの223万3000円から+5万5000円の228万8000円
スズキは2025年モデルのハヤブサを発表。3バリエーションある標準カラーを刷新するとともに、従来と同じく全18色のカラーオーダープランも設定し、標準カラーと合わせて全21色が選べる。 黒をベース色としたグラススパークルブラックは、従来シルバーだったパーツをブラックアウトするとともに、新たな差し色としてマットチタニウムシルバーメタリックを配しイメージチェンジ。 完全な新色として登場したマットスティールグリーンメタリックはグラススパークルブラックを差し色とし、同じく新色のミスティックシルバーメタリックには最新KATANAなどが採用するパールビガーブルーを差し色に設定した。 もうひとつの目玉となる『カラーオーダープラン』では、3色のベースカラーに対し差し色とホイール色を変更できる6種類のバリエーションを用意することで全18色とし、レギュラーカラーと合わせて全21色ものカラバリ展開に。標準カラーが223万3000円、カラーオーダープランはプラス5万5000円の228万8000円となっている。
猛禽類・隼の生態をマシンコンセプトに
普段は鷹揚に大空を滑空するかのように、そしてイザとなれば獲物を狙う超スピードは生物界最速の猛禽類が隼だ。その生態をマシンコンセプトになぞらえ、1998年に登場したのが初代GSX1300Rハヤブサ(GSX1300R HAYABUSA)だった。その名のとおり300km/hを超える最高速度は市販車最速で、のちに300km/hリミッターの導入でそれは破ることがかなわぬ記録となった。 2008年には初のモデルチェンジを受けたハヤブサは、排気量を1299cc→1340ccとし、最高出力は175ps/9800rpm→197ps/9500rpmに。各メーカーが最高出力を200ps以下に抑える自主規制もあり、このままの姿で長らく販売された。日本仕様も発売されて2016年まで製造、北米では2020年モデルまでが登場していたのは、記憶に新しい読者もいるだろう。 2021年2月5日に世界同時公開された新ハヤブサは、エンジンやフレームの基本を従来型の踏襲とし、6気筒やターボまで実際にテストしつつも“変えない”という英断がファンの喝采を浴びた。とはいうものの、エンジンは執念の超改良版として内部パーツをフルリファインするとともに念願の電子制御スロットルを採用。各種電子制御も一気に現代レベルへと引き上げられ、任意に設定できる速度リミッターを市販二輪車で初採用。さらにクルーズコントロール、上下双方向対応のクイックシフトシステムなどもフル装備となった。 国内仕様では最高出力が欧州仕様から2ps減の188ps、最大トルクは0.1kg-m減の15.2kg-m(ともに発生回転数は不変)になっているが、これは測定方法の違いによるもので、エンジンの仕様は全く同じだという。また、国内仕様はETC2.0車載器を標準搭載するとともに、標準車体色3色を含む全21パターンの組み合わせを可能とする「カラーオーダープラン」も実施する。