『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』4K復元版、日本初一挙公開決定
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』のドル3部作の4K復元版が、2024年3月22日より新宿ピカデリーほかにて日本初一挙公開されることが決定した。 【写真】ドル3部作の場面写真(複数あり) ドル3部作(The Dollars Trilogy)は、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』の3本のイタリア製西部劇(マカロニ・ウエスタン)の総称。マカロニ・ウエスタンの先駆けである『荒野の用心棒』のイタリア公開から60周年を記念し、今回のドル3部作一挙公開が決定した。また、欧米ではスパゲッティ・ウエスタンと称されたこのジャンルは、イタリアとスペインで1970年代半ばまでの約10年間に500本近くが作られ、中でもクリント・イーストウッドが主演を務め、セルジオ・レオーネが監督、エンニオ・モリコーネが音楽を担当したこの3作品は、3年連続イタリア年間興収No.1に輝いている。 ドル3部作の第1弾となる、黒澤明の時代劇『用心棒』をリメイクした『荒野の用心棒』は、1964年9月にイタリアで公開され、当時の興行記録を塗りかえるヒットを記録。その後、各国でマカロニ・ウエスタンの一大ブームを巻き起こし、目深に被ったハット、 無精ひげにシガーをくわえた正体不明のガンマンのキャラは、映画史上のアイコンとなり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PART2と3にも引用された。 第2弾となる『夕陽のガンマン』は、2人の賞金稼ぎの共闘と友情の物語が描かれ、フラッシュバックとパンフォーカス撮影が駆使されている。第3弾となる『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』は、3時間にも及ぶアクションコメディ大作となっている。 あわせて公開された日本オリジナルの新ポスタービジュアルでは、トレードマークのポンチョをまとい、腰に下げた拳銃に手を掛けているイーストウッドを捉えた、『夕陽のガンマン』での場面写真が使用されている。過去60年間、ドル3部作はおそらく100種類を超えるポスターが世界中で作られてきたが、これまで出版されてきたポスター集やインターネット上に、この写真を使ったポスターは見当たらない。ゆえに本ポスターは、これまで埋もれていた写真を世界で初めて使った、世界初のオリジナルデザインとなった。
リアルサウンド編集部