エクセラン高生徒が長芋のレプリカ制作 JAの依頼で 長野県東筑摩郡山形村
JA松本ハイランド根菜部会の依頼で長野県東筑摩郡山形村特産の長芋のレプリカを制作してきたエクセラン高校(松本市里山辺)美術科彫刻・工芸専攻の2年生3人が28日、同村のJA山形支所で作品をお披露目した。部会と学校が連携したレプリカ制作は、昨年度の2年生が作った理想的な種長芋のレプリカに続く第2弾。本年度は生産者が「秀」「優」「良」といった出荷時の規格を判断する参考にできるように規格の分かれ目となる形状の3種を作った。 2年の藤森晴希さん(17)、牧内レオさん(17)、平林慶士さん(16)が制作した。理想的な芋の形に比べ平たくなっていたり、いびつだったりする形を本物そっくりに再現した。出荷規格の統一は品質やブランド力維持に重要なため部会が今春に制作を依頼。生徒は部会が提供した本物の芋を観察し、石粉粘土で造形した。藤森さんは「難しい部分もあったけれど楽しく制作できた。役目を果たせたならうれしい」と話した。 同日に支所で開いた長芋目ぞろえ会に合わせ、部会へ引き渡した。出荷規格の説明や共選所の選果の参考に活用する。生産者らは出来栄えに感心し、中村宏部会長は「苦労したと思うが、細かい部分まで丁寧に作ってもらいありがたい。大切に使い、ブランド力の維持拡大につなげたい」と感謝した。
市民タイムス