1点を追う後半8分に同点ゴールを決め、喜ぶファジアーノ岡山の仙波大志（中央）ら＝正田醤油スタジアム群馬

　サッカーJ2ファジアーノ岡山は24日、前橋市の正田醤油スタジアム群馬で群馬に2―1で逆転勝ちし、クラブ記録に並ぶ4連勝を飾った。勝ち点を16（5勝1分け）に積み上げ、首位を堅持した。 　ファジアーノは1―1の後半ロスタイム4分、途中出場した新戦力のFWガブリエルシャビエルが右足で決勝ゴールを決めた。オウンゴールから先制を許した直後の後半8分には、MF仙波が鮮やかにネットを揺らした。 　ファジアーノの4連勝は3季連続4度目。次節は30日、クラブ初の5連勝を懸け、アウェーで9位大分と対戦する。木山監督は「記録はもちろん、目の前の一戦で勝ち点3を取れるように全力を注ぎたい」と必勝を期した。 岡山2―1群馬 前半0ー0 後半2ー1 　【評】ファジアーノ岡山が劇的な勝利を飾った。同点の後半ロスタイム4分、途中出場のガブリエルシャビエルがグレイソンの横パスを右足でたたき込み、これが決勝点。後半3分にオウンゴールで先制点を献上したものの、直後の8分に仙波の鮮やかなミドルシュートで追い付いた。GKブローダーセンはシュートストップが光った。 　群馬は自陣からパスを巧みにつなぎボールを握ったが、決定機は少なかった。