「AZMと天咲にも急がせるつもりはなかった」スターライト・キッドが明かす“新ユニットNEO GENESIS結成”への思い《特別グラビア》
スターダム生え抜きの覆面レスラーであるスターライト・キッドが、選手人生の新たな一歩を踏み出した。キャリアの第3章だ。選手が多く流れの速いスターダムにあって、3カ月という時間をかけての“選択”だった。 【特別グラビア】「平均年齢22歳+α」新世代ユニットNEO GENESISのメンバーがギャルピース→曲げピースで映える…Numberカメラマンが撮り下ろした特別グラビアに、スターライト・キッド第3章の闘いぶり。この記事の写真を見る。 4月27日の横浜大会、キッドは所属していたヒールユニット・大江戸隊を突如として追放される。予兆などまったくない、突然の出来事。ただその後、大江戸隊のメンバーはテクラ、上谷沙弥を引き入れて新ユニット・H.A.T.E.を結成している。キッド追放から、団体全体に及ぶユニット再編の流れが始まっていたのだ。
キッドが掴んだ“自分で自分の道を決める自由”
スターダムでのマッチメイクは、ユニットごとの覇権争いが基本となる。“無所属”となったキッドは日々、違うユニットに混じって試合をすることになった。STARSでベビーフェイスとして岩谷麻優の横で輝いたのがキャリアの第1章、大江戸隊でのヒール時代が第2章。4月から6月までは、大江戸隊以外のユニットとすべて組む、キャリアの“2.5章”を過ごした。 大江戸隊追放の直後、コズミック・エンジェルズを率いる中野たむに手を差し伸べられたのだが、キッドは態度を保留した。 「今は何も考えられない」 それが偽らざる心境だった。ライバルであるなつぽいとのタッグも話題になったが、新たな所属ユニットをなかなか決めなかった。それは次の選択=第3章がキャリアの中でも最大級に重要なものになると考えていたからだ。 STARSも大江戸隊も、自分で主体的に選んだユニットではなかった(STARS復帰のチャンスを拒否したことはあったが)。大江戸隊を追放されて以降は、つまり“自分で自分の道を決める自由”を初めて得たのだ。あらゆる可能性を試したくて、だから時間がかかった。
「AZMと光由にも急がせるつもりはなかった」
キッドが動いたのは6月22日の代々木大会だった。この日、人気ユニットQueen's Quest(QQ)が大江戸隊との対抗戦に敗れ、上谷沙弥以外のメンバーが強制脱退。号泣する面々の前に姿を現したキッドは、AZMと天咲光由にユニット結成を持ちかけた。その場で一緒だったのは、やはり無所属だった鈴季すずと星来芽依。 5人は翌週、6.29後楽園ホール大会から行動をともにする。キッド、AZM、星来、天咲の4人でチームを結成。すずはケガで欠場していたがセコンドについた。新人時代から競い合い、認め合ってきたキッドとAZMが並んだ光景も含め、圧倒的に新鮮で魅力的なチームアップだった。 ただ、この時点ではユニットとしての正式な始動ではなかった。キッド自身にとっては、ここからが第3章のスタートという意識があった。とはいえ大江戸隊を追放された直後のキッドと同じく、QQを失ったAZMと天咲もすぐには気持ちを切り替えられなかったのだ。キッドは天咲とあらためてシングルで闘い、お互いの気持ちを確かめ合う。新ユニット結成を急いだり無理強いするつもりはなかった。 「そもそも私が2カ月も無所属でやってきたので。AZMと光由にも急がせるつもりはなかったですね。私が2カ月かけたように、時間をかけて考えてくれればよかった。何事も焦りは禁物なんです。去年の5★STAR GP(夏のシングルリーグ戦)をケガで途中欠場することになったのも、結果を出さなきゃと焦ったせいだった」
【関連記事】
- 【続きを読む】「何しろ若いんで(笑)」平均年齢は“22歳+α”、リーダー不在…スターライト・キッド“型破りな新ユニット”の夢《特別グラビアインタビュー》
- 【特別グラビア】「平均年齢22歳+α」新世代ユニットNEO GENESISのメンバーがギャルピース→曲げピースで映える…Numberカメラマンが撮り下ろした特別グラビアに、スターライト・キッド第3章の闘いぶり。この記事の写真を見る。
- 【合わせて読みたい】「今のキッド、やっぱりかわいいな」安納サオリも魅了…スターライト・キッドは“激動のスターダム”でどう変わった?「プロレスが楽しくてしょうがない」
- 【物議】「下着をハサミで切って、真っ裸にさせられ…」女子レスラー初の“オールヌード写真集”も、井上貴子のプロ意識「私にとっては“作品”です」
- 【写真】“青学卒・Hカップグラドル”…強くて可愛いプロレスラー白川未奈の肉体美・特別グラビア